スタートレックとは

スタートレックは1966年から68年にアメリカで放送されたSFドラマで
故ジーン・ロッデンベリーが企画したものです。

時は23世紀、地球を中心とした宇宙連邦の航宙船エンタープライズが
カーク船長の指揮の下、5年間の調査飛行を行ったという話になっています
(実際は3年間しか放送されなかったが…)

この物語の魅力は登場人物の多彩さと未知の世界の表現で、

若くしてエンタープライズの艦長になったジェームズ・T・カーク
地球人とバルカン人のハーフの科学士官かつ副長のスポック
頑固で転送機嫌いの船医レオナルド・マッコイ
東洋人で操舵手のスールー・ヒカル(日本放映時はミスター加藤)
後からブリッジ要員になったロシア人のパベル・チェコフ
紅一点レギュラーの黒人女性で通信担当のウフーラ
機械好きの機関長のモンゴメリースコット

の上記7人がレギュラーとして、搭乗員200余名の航宙艦を航行し
さまざまな惑星や宇宙的な事象に遭遇していきます。

スタートレックの魅力

スタートレックでは理想的な未来を表現しようとしているところが随所に見られます。
たとえば、貧困がないとか、お金というものは存在しないとか、
何よりも戦争という点に対して、否定的というか、懐疑的というか
とにかく、戦争は問題の解決にならないという主張が見られます。
そういう点をもちながらも、物語として素晴らしいものです。(説教くささはありません)

気に入ってるエピソード紹介

まず、スタートレックを全話観た方なら必ず、上位3には入るエピソードとして
「危険な過去への旅」があります。

他にも気に入っているものとして

「宇宙歴元年7・21」
「バルカン星人の秘密」
「超小型宇宙船ノーマッドの謎」
があります。

その後のスタートレック

本放送の際は、視聴率もあまりよくなかったものの、再放送を繰り返すことで
ファンが急増し、一時はスタートレックフェイズ2の企画まで発生したそうです。
現在は2〜3年に1回ほど、映画が作成されているので知っている人も多いでしょう。
アメリカでは、続編として100年後の設定でスタートレックThe Next Generationと
スタートレックDeep Space Nine、スタートレックVoyagerが作成されました。

スタートレック映画について

スターウォーズの興行的成功から、スタートレックフェイズ2の企画を取りやめてまで
作成したそうです。
現在までに公開された映画は

StarTrek The Motion Picture
StarTrek The Wrath of Khan
StarTrek The Search for Spock
StarTrek The Votage Home
StarTrek The Final Frontier
StarTrek The Undiscoverd Country
StarTrek Generations
StarTrek First Contact

の上記8作品です。
最初の6作品は古いスタートレックのクルーの話(23世紀)で
残りの2作品は新スタートレックのクルーの話(24世紀)となっています。
今年の春から9作品目を撮影開始という話もあるのでこれからも楽しみですね。

スタートレック The Next Generation

1987年にスタートレックの100年後という設定で放送が開始されました。
7年間放送され旧シリーズの78話を越える176話まで作成されました。
旧シリーズよりも科学的考証を強化されており、意味不明なテクニカルタームが
多量に出てきたりもします。

登場人物は

フランス人で沈着冷静な艦長ジャン・ルック・ピカード
有能で女殺しの副長ウィリアム・ライカー
人間の感情がわからず、人間になりたがっているアンドロイドのデータ
宇宙連邦唯一のクリンゴン人士官のウォーフ
ベタゾイド人で人の感情を感じることのできるカウンセラーのディアナ・トロイ
生まれつき盲目の機関長ラ・フォージ
美人で子持ちのドクター・ビバリー・クラッシャー

がレギュラーで他にも、準レギュラーとして

転送主任のマイルズ・オブライエン、とその妻ケイコ・オブライエン、
ビバリークラッシャーの息子のウェスリー・クラッシャー
バー・テンフォーワードの女主人ガイナン
非業の死を遂げた保安主任ターシャ・ヤー

他にもよくでてくる人物として

意地悪かつ親切で強力な力を持っているQ
ディアナ・トロイの母で迷惑千万なラクサナ・トロイ
データより先につくられたが倫理回路に問題があり、感情を持っているローア
ターシャ・ヤーの娘でロミュラン帝国の司令官シーラ
など多種多様な人物が登場します。

現在、関東ではフジテレビで深夜に放送されていますが
LDの発売の方が早いので、ほとんど見てません。

スタートレック Deep Space Nine

The Next Generationと同年代の設定で1992年より放送されています。
宇宙連邦とカーデシア帝国の境界線近くのベイジョー星系は、
約70年間カーデシアに占領されていたが資源が枯渇したため
その管理ステーションともに廃棄され、そのステーションを管理するために
宇宙連邦より人員が配属され、その直後にガンマ宇宙域に通じるワームホールが
発見され戦略的に重要拠点となったというお話です。

登場人物としては

ウルフ359の戦いで妻を亡くし、子持ちの司令官ベンジャミン・シスコ
ベイジョー側代表として赴任している副司令官キラ・ネリス
科学士官として着任したトリル人でジャッジア・ダックス
出自不明の流動体生物で保安主任のオドー
アカデミー出立てで有能な医者のジュリアン・ベシア
エンタープライズから技術チーフとして転任したマイルズ・オブライエン
プロムナードのバーの経営者で悪人だが憎めないフェレンギ人のクワーク

他にも準レギュラーで

シスコの息子でジェイク・シスコ
オブライエンの妻でケイコ・オブライエン
クワークの弟で気の弱いロム
ロムの息子のノーグ
ベイジョーの宗教的指導者カイ・オパカ
カーデシア占領時代の宇宙ステーションの司令官ガル・デュカット
唯一宇宙ステーションに残ったカーデシア人の仕立屋で謎の人ガラック
次のカイの候補の一人でキラの恋人バライル
次のカイの候補の一人で最初はいやな人物のウィン

今までのシリーズとは違い、何となく暗めではあるが、
クワークがからむと途端にコメディになるところが笑える。
関東では未放送なので、LDだけが頼りです。

スタートレック Voyger

アメリカで1995年から放送されているシリーズです。
日本では未放映なのでまだ見ていません。
今年にはLDの発売がされるそうなので買わなくては…。

何者かによってデルタ宇宙域の端まで飛ばされてしまい
地球に戻るには最高速度で70年間かかるため、帰る方法を
模索するために航海するという話らしい…。
デルタ宇宙域は映画8作目でも出てきたボーグのテリトリーエリアなので
とても困難な事態が待ち受けていることでしょう。