エピソード名

EPSISODE

光から生まれた生命

エンタープライズは疫病のサンプルを運搬していた。トロイが突然妊娠した。彼女の体に光が入ってきて身ごもったというのだ。出産までの時間も短くすぐ出産された。生まれた子供をイアンと名付ける。彼の成長はかなり早く、あっという間に8歳ほどになってしまった。運搬していた病原体のサンプルが異常な増殖を起こす。イアンから発生する放射線がその病原体に影響を与えていたのだった。イアンはエンタープライズを守るために光に戻り、トロイに別れを告げた。

闇の住人

エンタープライズはモルガナ星域で暗黒空間に引き込まれてしまう。目前にUSSヤマトが現れる。ヤマトには誰も乗船しておらず、またヤマト自体も本物ではない。暗黒空間の亀裂を発見し脱出しようとすると亀裂はすぐにふさがり、また別の所に亀裂が発生する。まるで何かに玩ばれているようだ。ナギラムと名乗る生命体が現れ、エンタープライズの乗員を実験に使うと宣言する。ピカードは艦の自爆プログラムを実行する。ナギラムはデータやトロイの幻影を使ってピカードを説得する。自爆寸前にナギラムはエンタープライズを解放した。ナギラムは人間について十分学んだのだった。

ホログラムデッキの反逆者

データはラフォージと一緒にホロデッキのホームズ・プログラムを遊んでいた。全ての物語を記録しているデータは楽しむ暇もなく事件を解決してしまう。ポラスキーはアンドロイドが本当の事件を解決できないと偏見を持っている。ラフォージはデータの能力を証明するため、ホロデッキ・プログラムにデータを打ち負かせるパラメータを入力する。その瞬間、ホログラムのモリアーティ教授は自我を持ち始め、データ達の動きを見てコンピュータを呼びだしてしまう。ポラスキーを人質にしたうえでエンタープライズの操作に干渉し、ホロデッキの外に出ることを要求する。ピカードがモリアーティと直接会い、ホロデッキ内のプログラムはホロデッキから出ると消滅してしまうと説得する。モリアーティはいつか自分の体がホロデッキの外に出るようになることを信じてエンタープライズのコンピュータに記録されたのだった。

無法者オコーナ

故障している宇宙船からオコーナという人物を救出した。オコーナは社交的でプレイボーイであった。データはガイナンの助言でジョークの練習を行う。結果は芳しくなかった。近くの2惑星からオコーナの引き渡しを要求される。片一方は宝石を盗んだ罪で、もう一方が指導者の娘を身ごもらせたというのだ。実は宝石はその指導者の息子が身ごもった娘と付き合っており結婚の誓いとして宝石をオコーナに運んでもらっていたのだった。仲の悪い2惑星だったがこれを機会に和解することとなる。

コンピュータになった男

データを作ったノニエン・スン博士の恩師グレーブス博士が病にかかっていた。エンタープライズが博士の救助のためにきた。不治の病のため手の施しようが無かったがデータが死ぬまでの間つきっきりで過ごす。博士が死にデータが博士の助手のカリンを連れて船に戻ってきた。そのときからデータの行動がおかしくなる。カリンに近づく人間に嫉妬するのであった。実は博士の研究で人の精神パターンをコンピュータに移すことに成功していたのだった。カリンには打ち明けるが彼女は拒否する。力が余って彼女を骨折させてしまった。博士はピカード達を気絶させる。ピカードが気がつくとデータも倒れており、博士の精神パターンはエンタープライズのコンピュータの1ファイルになっていた。

無言の調停者

停戦のために有名な調停者のリバをエンタープライズに載せることにした。リバは耳が不自由なため3人の供をつれていた。彼らがリバの耳、口になるのだった。調停の準備中に反乱分子のせいでリバの供が殺されてしまう。リバはもう調停は出来ないと絶望してしまう。トロイが協力をして調停を行おうとすると、リバはよいアイデアを考えつく。リバは調停の場で自分との会話をさせるために両方の代表に手話を教えその過程で相互理解をさせようとするのだった。

DNA

ラントリー号から救難信号を受け取り、急行したが乗員は全員老衰で死亡していた。原因調査のためラントリー号が立ち寄ったダーウィン研究所に向かう。そこにも老衰の疫病が流行っており、彼らはまだ疫病にかかっていない子供たちだけでも助けて欲しいという。ポラスキーが検査のために赴くとポラスキーも感染してしまった。ポラスキーも研究所に降りて原因を調査する。原因は遺伝的に改良された子供たちの抗体があまりにも強いため、体の外に出ていって他の人を攻撃したため起きていたのだった。ピカードは転送機のバイオフィルターを調節し、感染前の遺伝子を使ってポラスキーを正常な状態に戻すことに成功する。

錯綜した美学

連邦とクリンゴンの士官交換プログラムでライカーがクリンゴン艦に派遣される。ライカーはクリンゴン文化にうまく溶け込んでいった。クリンゴン艦の外壁にウィルスが発見される。そのウィルスは船体をじわじわと侵食しているのだった。クリンゴン艦長はこれは連邦の罠だと激怒しエンタープライズに攻撃を加えようとする。ライカーは艦長を緊急転送でエンタープライズに送ってしまう。ライカーはそのままクリンゴン艦の艦長になり、エンタープライズに降伏を迫る。ピカードは素直に降伏し、クリンゴンの誇りを保つ。クリンゴン艦長が戻ってくるとライカーは殴られエンタープライズに戻っていった。

人間の条件

マドックスがエンタープライズに乗船してきた。彼はサイバネティックの研究者でデータの陽電子頭脳を調べたいというのだ。データはマドックスの技術不足を理由に拒否するが、彼は艦隊の命令として拒否を受け入れない。データは艦隊を辞めることにするがデータは生命体ではなく艦隊のものだとして辞表を受け付けない。データを生命体として扱うか審問会が開かれる。ピカードがデータの弁護を担当するが、人員不足のためライカーが検察官として指名される。ライカーがデータを単なる機械であると証明し不利になってしまう。ピカードはデータが例え作られたものとしても生命体であるし、彼には権利が有ると主張、判決で彼の権利が保証されることとなった。

運命の少女サリア

エンタープライズは王女サリアとその従者のアーニャを故郷へ送る任務を受けた。サリアは同年代のウェスリーと仲よくなるがアーニャが厳しく二人を合わせまいとする。ウォーフは保安上のことでアーニャと言い争い、アーニャが凶暴な生物に変身できること知った。ピカードは事故を防ぐためにウェスリーに忠告するがそれでも密会を続ける。密会現場を見つけたアーニャは変身してウェスリーを追い払おうとするがサリアも同じように変身する。ウェスリーはひどいショックを受け、サリアと会わなくなってしまう。サリアが転送で星に降りるときウェスリーが現れ彼女に謝るのであった。

埋もれた文明

USSヤマトからランデブー要請を受け中立地帯へ向かっていた。ヤマトはシステム異常のため、エンタープライズの目前で爆発してしまった。そこにロミュラン艦が現れ退去を宣告される。ピカードは爆発の原因を調査するまで退去しないとして、ヤマトが直前に調査していた星系へ向かう。エンタープライズ内でもシステムの異常が発生し初めた。ヤマトから受け取ったデータの中に未知のコンピュータウィルスが含まれていたため引き起こされていたのだった。ある荒廃した惑星上から人工衛星が打ち上げられた、最初捕獲しようとするがラフォージの忠告で破壊する。その人工衛星がコンピュータウィルスの元だというのだ。ピカードとウォーフ、データは人工衛星を打ち上げたステーションに転送降下する。それはアイコニア文明の遺産であった。調査中データもコンピュータウィルスに侵食されてしまう。データが機能不全のまま、このステーションの破壊方法を検討しウォーフ達はこのステーションで作られた扉でエンタープライズに帰還する。エンタープライズで停止したデータが元の状態に戻ったことから、エンタープライズの全システムを停止、保護領域からシステム再ロードする事で機能を回復させる。ピカードがそのステーションを破壊し、扉をくぐると同じようにシステム異常になったロミュラン艦に出てしまった。無事転送でエンタープライズに戻るとロミュランに処置の仕方を教えた。

ホテルロイヤルの謎

ある惑星上で21世紀のNASAの宇宙船の残骸を発見した。有毒な大気の中、1ヶ所だけ人間が生存できる場所があった。ライカーとデータ、ウォーフが上陸する。暗やみの中に回転扉がひとつあるだけであった。回転扉をくぐるとカジノのあるホテルの中だった。ライカー達は通信が絶たれ、しかも回転扉の外に出ることが出来なくなっていた。ホテル内の人物は全て人間ではないようだった。ホテルの中を捜索すると死体があった。彼の日記によるとNASAのスペースノーツでエイリアンにここまで連れてこられていた。そのエイリアンが罪滅ぼしのために、彼が持っていた「ホテルロイヤル」という3流ギャング小説の話を母星の日常と勘違いし再現させていたのだった。ライカー達はその本の通りに行動し、無事回転扉の外側に出ることが出来た。

戦慄の未来

連邦のシャトルが漂流していたので回収したところ、中には意識不明のピカードが乗っていた。6時間後の未来から来たようだった。シャトルの記録からエンタープライズがエネルギー渦に捕まり爆発したことが判明した。現在のピカードは自分が艦を見捨てて一人逃げ出したのかと悩む。艦を進めているとエンタープライズは記録通りエネルギー渦に捕まる。ピカードに攻撃を与えられる。トロイは何者かがピカードに標的を絞ったようだと伝える。ピカードは自分が囮になって艦を救おうと考えるが、6時間後のピカードがしただろう行動だと気がつく。6時間後のピカードは意識を取り戻し、自分が囮として艦を離れようとする。現在のピカードは6時間後のピカードをフェイザーで阻止し、艦をエネルギー渦の中心に向かって進めた。6時間後のピカードとシャトルは消え、艦は元の進路を進んでいた。

イカルス伝説

ライカーに昇進の話が来た。そのブリーフィングのために現れた戦術家はライカーの父であった。ライカーは父に強いわだかまりをもっていた。一方、ウォーフの様子が最近おかしい。ウェスリーやデータはその原因を調べるとクリンゴンの「飛翔の儀式」の時期のためだった。ウェスリー達は儀式をホロデッキで再現させウォーフに儀式をさせた。ライカーと父は「アンボー術」の試合をし、今までの思いをぶつけ和解した。ライカーは昇進の話は断るのだった。

未知なるメッセージ

ウェスリーに惑星の地殻調査のリーダーの任務を与えられた。ウェスリーは自分よりも年上の士官に命令を与えることに悩むが他のクルーの助言を得て仕事を果たす。データが通信状況を調べていると惑星に住んでいる女の子のサージェンカと通信がつながってしまう。サージェンカは度重なる地殻変動による地震におびえているのだった。データは艦長に惑星の女の子と通話していることを申告する。ピカード達は「不干渉の原則」を元に通話を今後しないよう回路を切るように命令するが、切断作業中にサージェンカのおびえた声を聞いたピカード達は人道的に対処すべきだと考えた。データがサージェンカの保護のため転送降下した。データはサージェンカと会った後、彼女を乗艦させてしまう。ウェスリーの調査の結果、惑星の地殻変動を食い止める方法を考案し実行した。サージェンカはデータやエンタープライズに関する記憶を消され惑星に戻された。

無限の大宇宙

ピカードの前にQが現れた。彼は自分をエンタープライズの乗員にさせて欲しいと頼むがピカードは断る。テンフォーワードでQはガイナンと会う。彼らは昔の知り合いで犬猿のなかだった。Qはピカードに対して宇宙の危険を説くがピカードは未知への準備はできていると返す。Qはその言葉に本当の恐怖を見せるためにエンタープライズをデルタ宇宙域へ飛ばしてしまう。近くの星系を調査すると中立地帯で起きていたのと同じ破壊の後が発見される。(「突然の訪問者」)ガイナンによるとこの宙域には危険なボーグという種族がおり、すぐさま逃げるように忠告する。やがて、エンタープライズに立方体の宇宙船が近づいてきた。半分機械を埋め込まれたようなボーグがエンタープライズ内に侵入し、コンピュータにアクセスし始めた。フェイザーで攻撃しても次に転送されてきたボーグはすでにフェイザーに対処できるようになっていた。ボーグ艦はエンタープライズの船体を一部くりぬいてしまう。攻撃をして一時的にボーグの動きを止めて、その間にボーグ艦に転送で侵入し調査を行った。彼らは一時的に被った被害を修復するのに全力を使っており、すぐにでも修理が終わるようであった。ピカード達は上陸班を回収し、すぐさま離脱を始める。ボーグ艦は追いかけてきており、今度は攻撃でダメージを与えられなくなった。ピカードはQに人類はまだ未知に対する準備が出来ていないと認めると元の宙域に戻してくれた。

愚かなる欲望

ウェスリーはアカデミーの試験を受けるためにシャトルに乗って宇宙基地へ向かう。ピカードもそのシャトルに乗ることになりウェスリーは困惑する。ライカーらは故障しているパクレット船を発見する。彼らは宇宙船の修理が出来ないようだった。ラフォージが修理のために乗船すると彼らはラフォージを人質にして、コンピュータの情報を渡せと迫る。ピカードは宇宙基地で人工心臓の交換手術を行っていたが危篤状態に陥る。手術を続行させるにはエンタープライズの船医ポラスキーが必要だった。ライカーとラフォージはうまくパクレット人をだましてラフォージの救出に成功した。ピカードが目覚めるとポラスキーが治療していた。

新たなる息吹

太陽の活動の活発化により、ある惑星の植民者を救出した。彼らブリングロイドは原始的ながら牧歌的な生活を送っていた。彼らのリーダーの娘は大変活発でライカーと仲よくなる。彼らの話だと、同じ恒星系に他にも植民者がいるという。彼らマリポサは惑星に不時着した時に5人しか生き残らず、クローンを作ることで社会を形作っていた。度重なるクローンにDNAの欠損が生じ始めていたため、エンタープライズにDNAの補充を頼む。しかし、エンタープライズの乗員はクローンを作られることを拒否する。マリポサはライカーとポラスキーの遺伝子を採取してクローンを作り始める。ライカーは作成中のクローンを破壊し、彼らにブリングロイドと共に自然な生活を営むように勧める。

魅せられて

魚のようなアンティード人の使節団を収容した。次にトロイの母ラクサナが外交使節として乗艦する。ラクサナはベタゾイド人のフェイズという時期に入っており、その期間、ベタゾイド人は性衝動が4倍に高まるのだ。ラクサナのアタックにピカードはホロデッキの「ディクソン・ヒル」プログラムへ逃げ込む。ラクサナがホロデッキに押し掛け、ホログラムのバーテンダーの思考を読めないことに一目ぼれしてしまう。単なるホログラムだと知って落胆してしまう。ラクサナが惑星に降りる直前にアンティード人の使節団が実は探知できない爆薬を所持していることをテレパシーで感知してピカード達に知らせた。

愛の使者

エンタープライズにクリンゴンの大使ケーラーが乗艦した。彼女は人間とクリンゴンのハーフでウォーフの昔の恋人であった。彼女の話だと連邦とクリンゴンが戦時中の時に配置された冬眠戦艦が目覚めるというのだ。無差別に戦闘にならないようにエンタープライズは急行する。ケーラーとウォーフはホロデッキで愛を交わす。ウォーフは伝統にのっとり結婚を申し出るがケーラーは断る。冬眠戦艦はすでに目覚めており攻撃を受けてしまう。ウォーフがエンタープライズの艦長として向かい合い、クリンゴンを無事説得することが出来た。

限りなき戦い

エンタープライズはザクドン人の戦略の達人に演習を受ける。ライカーが廃棄予定のUSSハサウェイを指揮し、エンタープライズと演習するのだ。ザクドン人は戦略ゲームにも詳しくデータですら打ち負かしてしまう。ウェスリーの機転で短時間だけワープが使えるようになり、エンタープライズのセンサーをだますことでロミュラン艦が現れたようにみせることにした。演習が始まるとエンタープライズは見事に引っ掛かりハサウェイの先制点となるが、直後にフェレンギ艦が現れハサウェイ艦を渡すように要求する。ザクドン人は困惑して対応できない。ライカーはワープ直後に爆発したように見せかけ、フェレンギ艦は目的のものもなくなり去っていった。データは戦略ゲームでザクドン人と再対戦する。今度はデータは全く相手と同じ手を打ち続け勝てないかわりに負けない戦略をとりザクドン人を打ち負かした。

悪夢の果てに

ある惑星でトゲがささったライカーが昏睡してしまう。トゲから入った微生物がライカーの神経を徐々に侵しているのだった。ライカーは昏睡のなか今までの様々な体験を思い出していた。ポラスキーはその微生物がライカーの感情によって増殖をすることを突き止め、不快な記憶を思い出させることで微生物を弱らせることが出来た。