#013 親切心の逆効果。 1998/11/11（2001/8/15改訂）
親切心の逆効果という言葉を知っていますか？
あなたが歩道を歩いていると、正面からひとがこちらに向かって歩いてきました。このまま行くと正面衝突です。それを避けるためにはどちらかがよけなければいけません。
こんな時、自分が進路をかえようとして右へ進行方向を向けると相手もそれにあわせて動いたりしますよね。で、いけない。とおもってまた逆に進行方向を向けると、相手もまたそれにあわせて逆に動く。これが親切心の逆効果です。
お互いによけようとして結果としてぶつかりそうになってしまうなんて、ほんとうに変な感じです。僕はこうなるのがすごく嫌なので、いったん方向を決めたら逆には絶対動きません。右なら右と決めてぶつかりそうになろうがなんだろうがずっと右によけつづけます。そうすると普通のひとならうまくすり抜けられます。
うまくすれ違うコツは、わりと遠い状態のときから「俺は右によけるぜ。」と意思表示をすることです。
しかし、案外こういうヴァカなことを実践してる人間は多く、同じ方向によけつづけるヴァカもわりあい見かけます。なおどういうヒトがそういうヴァカなのかは同じ方向によけつづけたあげくぶつかってしまうまでわかりません。気をつけましょう。