プロバイダからある日突然メールが届いた。「現在ご利用中のアクセスポイントは全国共通となり・・・。
・・・やテレホーダイなどのサービスはご利用になれません」。

ちょっと待ってよ!、今まではISDNを2B接続でテレホーダイ使っていたから良かったけど、使えなくなったら通信費が月に4万円超えるじゃないですか。プロバイダへ苦情を言っても「申し訳ございません」しか返ってこないし。
残るは定額制の常時接続。

仕事で使っている回線はISDN。もちろん電話とFAXを別番号で使うには必需品。昔は1回線でダイヤルインを使って2番号と言うこともしていましたけど、今となっては・・・。
それにADSLはノイズに非常に弱い。仕事場の環境ではノイズ源が多すぎてADSLなんて考えられなかった。そこで安定した品質の光通信の導入を検討。NTTに相談したら「マンションの場合はオーナー様の許可が必要、安いタイプはラックを収容するスペースを確保してもらわなければならない」等と言われ、とりあえず下見に来てもらった。

マンションのオーナーからは線の引き込み許可を貰えたので、この時点ではADSLの導入など考えてもいなかった。しかしランニングコストが高すぎる上に光ケーブルは室内の取り回しに制約がありすぎたために、NTTと話をしているうちにADSLの方がうまく行けば良いように思えてきた。

もちろん下見に来たNTTの人には「収容局からの距離からすると全く問題は無いが、この環境では保証出来ませんよ」と脅かされましたが、とりあえず駄目なら工事費は返して貰えるのでADSLを試してみることになったわけです。

 先にも書きましたが、仕事上で2番号必要なことからISDNは継続使用となります。従ってISDNと併設でADSLをタイプ2として導入する訳ですが、ご存じの通りADSLとISDNはとっても相性が悪いのです。路線上でのISDNとの干渉で接続できなかったり切断が頻繁に起こったりすることは当たり前、なのに同じ建物内で使っている所があり、更には自分の所でもISDNと一緒に引き込む訳ですから何が起こるかわかりません。

元々ADSLとは工事をしてみないと分からない不安定なサービスなので、その辺は諦めてとにかく工事依頼を申し込みました。

 申し込み1週間後、ADSL線の引き込み日がやってきました。さて、結果はどうだったのでしょうか。続きは第2回へ続きます。




 
ADSL導入記 第1回

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