ブーストコントローラー


   

今まで初めて乗ったターボ車。
ターボなんだから、ブーストコントローラーつけてみよう。
軽いノリで、取り付けることにしました。
で、また軽いノリで見た目がかっこよいと思ったAPEXのAVC-Rを購入しました。
 

★ブーストコントローラー

 APEXi AVC-R


しかし、この取り付け、セッティングはとても難航しました。

まず、このブーストコントローラーはエンジン回転数、スロットル開度、ギアが何速に入っているかで細かくブーストコントロールをすることができます。
その為、エンジン回転信号、スロットル開度信号、車速信号をコンピューター(ECU)から取る必要がありました。
取り付け説明書には様々な車種の結線場所が記載されていましたが、BP/BLは載っていません。
APEXに問い合わせてもBP/BLのECUからCAN通信が使用されている為、どこからその信号取ればよいのかわからないとのことでした。
もっと良く調べておけば良かったと後悔しつつ、どこに結線すればよいかネットで情報を集めましたが、結局わかりません。

取り付けをあきらめようかと思ったとき、ナビに車速信号が入っている事に気づきました。
また社外メーターでタコメーターを取り付ける際に、どこからか回転信号を取れるはずとも気づきました。
そこで、各社メーターメーカーのホームページを回ったところ、Defiのページにメーター裏の配線から車速、回転信号共にとれることが記載されており、そこに結線することにしました。
スロットル開度信号は結局わからずじまいでしたが、それを使用しなくても制御できるようなので、その点はあきらめました。

で、取り付けは知人にお願いしたのですが、このクルマ、エンジンルームからの配線引き回しが大変だったそうです。


次にセッティングに入ります。
とりあえず必要な初期設定はこんな感じ(下部参照)にしました。

さて、肝心のブースト圧ですが、事前にBL5のブースト圧は通常0.9〜1.1kg/cm2、ECOモードで0.6kg/cm2ということがネットで書いてあった為、まずは0.6kg/cm2を最大ブースト圧に設定し走ってみます。
すると・・・

アレ?、遅くなってます。ブースト圧がちっとも上がらず正圧になりません。

説明書を読み返すと、 Duty値というものを設定する必要があるようです。
これはソノレイドバルブの開閉時間割合のことらしいのですが、どのくらいにしたらよいのか全く見当もつきません。
説明書によると、ブーストコントローラーの制御をOFFの状態でブースト圧を計り、その上がり具合にて調整するようなことが書いてあります。

で、説明書通りにブーストコントローラーの制御を切り、走ると・・・

1.37kg/cm2?!

ブースト圧、上がりすぎです。
訳がわからなくなり、ネットで検索するとこのAVC-Rを装着したインプレッサ(GDB)オーナーの方のWEBページに、詳細に設定方法が載っていました。
まぁ、同じEJ20エンジン、味付けはだいぶ違うけど同じようなもんだろうとDuty値を全く同じに設定して見ました。
最大ブーストは1.1kg/cm2にしておきましたが・・・

1.73kg/cm2!!

青ざめましたよ。
壊れる。エンジン吹っ飛ぶよ、このままじゃ!

そこでDuty値を半分くらいにしてみるとなんとか1.2〜1.3kg/cm2位に収まる様になってきました。
そこから微調整を施すと、やっと設定ブースト付近に留まるようになり、自己学習機能により安定して行きました。
ブーストの立ち上がりも早くなり、特に中間域ではかなり加速感が向上しました。
ここまで装着後約1ヶ月かかっており、設定は非常に面倒で、安定するまで苦労しますが、「育て」感がありなんとも愛着が湧く機械です。←ホントかよ!
 

★現状の各種設定値

 

今は燃費向上とマージン優先で、最大ブースト0.9kg/cm2設定で、「育て」直しています。