1,Mesa Boogie MK3

 

 

サイマルオプション、ウッドキャビネットオプション付きのブギーです。ルックスが最高に好きです。

音も私がこれまで持っていたアンプの中で一番いい音だと思います。

 

裏にスイッチがついていて、A1級動作とサイマルの切り替えができます。

サイマル動作の時のパワー管の動作がよく分からないですが、100Wになります。AB級とも違うようです。

 

プリアンプの設定は3つ選べて、クリーンとクランチ、歪んだ音(リード用)がプルスイッチ、または

フットスイッチで切り替えが可能です。

また、ブギーの特徴であるイコライザーが絶妙です。

最近のいわゆるドンシャリ系はV型にしてあげればいとも簡単に出せますし、2kHzあたりを

持ち上げてやると、バンドアンサンブルの中で埋もれていたギターの音が前にでてくると思います。

 

JAZZでは逆Vにしてあげて、クリーンかクランチで初期のハーブエリス、ケニーバレル等のバップ系

の音が簡単にでます。

また、クランチさせた音が歪んで聞こえるわけではなく、パワー管の柔らかい歪みでたとえストラトや

テレキャスのリアピックアップにしても、キンキンしない音がでます。そのままクリーンにするとやっぱり

キンキンしてしまいます。

 

クランチをちょっと深めにして、ロックマンのコーラスを入れるとジョンスコの音がでてきます。

 

入手してからプリ管、パワー管を取り替えました。パワー管は6L6、EL84のペア管を購入して交換しました。

(ペア管とは特性が揃っている真空管の事です。プッシュプルの場合は1本のスピーカーを2本のパワー管

がドライブするので、特性が揃った物を使用します)

 

また、純正のセレッションがついていましたが、オークションでALTECのビンテージを入手して

交換しました。

セレッションは奥の方で音が鳴っている感じでした。(悪い意味ではなくてこういう鳴り方も好みでは

あります)ALTECに変えてからは音がでてくる感じになりました。ALTECはリコーン(コーン紙貼り替え)

がしてあったので、もう少しエージングしてあげるとまた感じが変わってくるかもしれません。