AKG AMPパワーアンプ部

03.08.31

プッシュプルアンプとは(笑)

入力信号を前段のフェーズインバーターで180°位相のずれた信号を作り、その2つの

信号を入力として、信号を上下に分けて上側と下側をそれぞれ独立した真空管が増幅して

後段のトランスで再度一つの信号に合成するあんぷです。

この方式にはAB級とA級と呼ばれる方式が採用できます。一般にギター用アンプでいわれる

A級アンプは元々の意味からずれてきてしまっています。

ギター用でいうA級アンプとはパワー管のバイアスが自己バイアスになっている物を示し

AB級アンプとはバイアスが固定バイアスになっているアンプの事を示しているように思います。

 しかし、これは厳密な意味では間違いだと思います。

A級、AB級アンプは真空管の特性カーブ上どこで動作させるかを定義した言葉であり、

ちょっとはき違えられているように感じています。

プッシュプルアンプはシングルに比べて回路は大がかりになって行きますが、パワーが

取り出しやすく、トランスもパワーに対して小型の物が選べるなど、ギターアンプにとっては

好都合なアンプといえると思います。

 

いよいよ、本題のプッシュプルのパワー部の作成に入ります。

 

その前に、パワー管用の穴をボール盤で開けようとすると、歯が金属製の受け台に当たり

歯が駄目になりそうなので、ちょっと工夫します。

わかります?

こうすることで、シャーシを突き抜けた後は、木の受け台にあたり、歯は痛まなくてもすみます。

まずは、こうした道具を自分になじませて行く努力も少なからずあります、、、

そして穴開けと、部品配置です。

こんな感じです。

この時点ではまだ、配置のみで接続はしていません。

6L6のプッシュプルにする予定です。Www考えてみれば、プッシュプルは初めての制作になります。

どんな音が飛び出してくるか、今から楽しみです。

 ここで諦めて寝ようかと思いましたが、ちょっと酔いもさめてきたので、半田の電源を入れ直して、、、

配線を開始します。

思ったより、複雑になってしまいました。

後は配線の確認をして、バイアス調整をして音出しです。

これは、今度のお楽しみにとっておきましょう。やっとこれで全ての材料が揃いました。

今後、自分なりの味付けをして行き、ギターアンプの形にまとめて行きます。

年内にできれば良いなあ、、