第11話(02.09.21)

DELUXE REVERBスピーカー変更とバイアス調整

 

02.09.21

ヤフオクでビンテージのJENSENを入手しました。

以前に付けていたのもビンテージのJENSENでしたが、今回はアルニコのP12Rというおそらく

JENSENの中では一番有名なスピーカーにしました。おそらく50年代の物です。(結構高かった、、)

 

これが、今まで付けていたJENSENでC12Rという結構パワーがある物です。

これが、今回入手したP12Rです。アルニコ特有のマグネット部のルックスがチープで私は好きです。

久しぶりにデラリバをばらします。

この状態までばらさないとスピーカーが外れません。

P12Rに交換したところです。ケーブルは以前についていた物に戻しました。ケーブルが短いので

スピーカの向きを180度回転させないと、端子まで届きません。

付け終わったところです。ついでに、電源のステップアップトランスです。秋葉原のラジオデパートなどで3000円くらいで

入手可能です。100Vを117Vに変換するトランスです。

 

交換後の音は、音量は下がったような気がします。高域がまろやかになって、リアでも耳が痛くならない音です。

中域も張りがでてきたような気がします。

しかし、最近気になってきているのですが、ダイナミクスのつき方がちょっと不自然、、、

具体的には弱く弾いていて、突然強く弾くと音がついてこない感じがします。これはおそらくパワー管のバイアスが

ずれている症状だと思い、ついでにバイアス調整を行いました。

バイアス調整の風景です。テスターをバイアスを作っている可変抵抗の出力に当てます。

スピーカーの代わりに自作した8Ωの擬似負荷(銀色のボックス)を繋ぎます。

あまりガリガリやらなければスピーカーをそのまま繋いでおいても良いと思います。

このまま、電源を入れます。物の本にはパワー管は外してこの作業をやるように書いていますが、パワー管がついている

時とついていないときに差があると気持ち悪いので、私はパワー管を付けたまま行いました。

また、電源は使用状態であわせますので、ステップアップトランスを繋いで行います。

FENDERアンプの資料が載っているサイトから、デラリバのレイアウト図をダウンロードすると、バイアスは-35Vということでした。

 

 

左側が調整前、、、なんと-53.1Vやはりずれすぎですね。

これを半固定抵抗を回して(パワー管がついたままなので、ゆっくり回しましょう最悪はパワー管を壊すかもしれません)

右側が-35Vにあわせたところです。

音を出してみると、ダイナミクスがかなり自然になりました。クリーンな音が前よりも透き通ってきた感じがします。

 

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