第15話(02.10.30)
私のデラリバのバイアス調整の記事をアップ後、MUD
GUITARのBBSでSUPER REVERBの
バイアス調整の件でご質問されてきて、知り合ったHiroshiさんから、ご自分のアンプの調整とモデファイ
の結果のインプレッションが届きましたので、この場で紹介します。
また、数回のメールのやりとりの中で、マッチレスのDC−30が私のよく行く盛岡の楽器店で安く売っていた
のを連絡したのですが、なんといつの間にかそのDC−30を購入されてしまったようですWww
DC−30、私も欲しくてその現物を数回試演して、とんでもない音圧に圧倒されていましたが、何せ重いし
大きいので、部屋に入れる事を考え躊躇しておりました、、でメールでご連絡頂き、購入したことを聞いて
驚きました。
そんなこだわりアンプのHiroshiさんのアンプ群をご紹介します。涎唾ものです、、
■MATCHLESS DC−30
その盛岡のマッチレスDC−30っす!うらやましい、、、
ご本人談:
実はVOXを購入する時にこれも検討はしていたアンプです。ですから長年、一度は購
入したいと思ってました。時々値段のチェックなどもしており、赤木さんからの情報
で今が買いと判断して購入に踏み切りましたw。
音に関しては”悪い”と思う人はいないでしょうね〜。これで悪いと感じたらギター
がしょぼいか、失礼ですが、技術的に乏しいのでは?wと思います。
が、自分で使ってみて感じたのは私が持ってる他のアンプもこれに比べても全然良い
ぞ!って事です。
それぞれに個性がありますし、高価な機材=自分の好きな、欲しい音とは限らない。
そんな気がします。
逆に絶対このアンプの音が欲しいって人以外には高価過ぎるかもしれませんね。
ただ、これもまだ弾き倒していないのでMatchlessがNo.1になる可能性は大ですがw。
現状、パワー管が結構黒ずんでいて要交換の気がしますので、上述のHarma EL84を
入れてみようと思います。
このアンプ、音圧がものすごいです。ボリューム「1」位でアンプの前で弾いていると、すねの辺りに
バンバン音圧を感じることができます。リバーブはないのですが、リバーブがいらないほど音に広がり感
があり、多くのプロが愛用しているものうなずけます。盛岡の楽器屋の値段はお買い得な値段だったtと
思います。ハードケースまでついていますから、、最近の値は結構あがっていますからね。色も私は好き
な色です。マッチレスにしろ、バッドキャットにしろ、アンプの中からランプで照らすアイディアは非常に
ユニークで、演出としてはかっこいいっすね!
■FENDER SUPER RIVERB(70年代?)
BBSにてやりとりして、ご本人Hiroshiさんがバイアス調整されたスーパーリバーブです。
ご本人談:
SRVも使用していたアンプですね。もちろん彼にあこがれて購入したものです。アメ
リカから取り寄せたアンプなんですが、状態はあまりよくなかったです。パワー管に
はピービーの管が使われてましたし、ビブラートは死んでます。このパワー管を交換
しようと思い立ったのが赤木さんのサイトに出会うきっかけでしたw。電気知識が全
くない私にいろいろ親切に指導して頂、なんとかバイアス調整も終わりました。管の
交換で劇的な変化は感じられませんが、今はベストの状態で稼動しているものと信じ
たいですw。自分の作業に自信がもてませんw。パワー管はPhilipsを一度入れたので
すが、上記のEL84と同時にHarmaの6L6も購入したので、今はこちらを使用しておりま
す。使用プリ管は購入時から付いていたものか、クリーンをもうすこし大きな音量で
欲しい時は12AXの代わりに5751を使うと1メモリくらい歪みはじめを押さえられま
す。
是非今後のためにも自分でバイアス調整をやってみたいというご本人の意見だったので、私もメールで
色々アドバイスさせていただきました。やはり、自分の機材は自分でいじった方が愛着も沸くし、癖も
分かってくるというものです。今後も愛着を持ってかわいがってやってくださーいWww。
個人的にはFENDERにはEL84よりは6L6とか6V6が合うと思いますよ。EL84はパワーに余裕が
ありすぎて、態度でかい感じがします(笑)やはり私の思うFENDERサウンドは、クリーンにしろクランチ
にしろ、パワー管が悲鳴を上げかけている音がセクシーっすね!
マーシャルのブルースブレーカーです。Hiroshiさんは一番気に入っているとのこと。
ルックスもかっこいいですよね。
ご本人談:
一度手放して再度購入したアンプです。マーシャルのなかでは一番ルックスも好きで
すし、マーシャルらしかなぬローゲインなところが好きですね。
改造箇所:パワー管 KT66 Valve Art製
スピーカー Celestion Blue Alnico
抵抗、コンデンサー数箇所 変更
Output Transformer Mercury Magnetics製
インプレ:オリジナルとは全く別物となりました。オールドJTM45等の音は聞いたこ
とがないので比較できませんが、Modのサイトから判断するとこれのほうがオールド
に近い音が出てるんでしょうね。個人的にはかなり満足で良い音だと思います。
クリーン音は艶があって弾いてて気持ちよいです。現状ではSRのクリーンより好きな音
です。 BBプラス、レスポールが定番ですが、私はこのBBに関してはシングルコイル
の方が断然好きですね。レスポールだとブーミーなんですよ。ただこれはスピーカー
の許容範囲が超えてるのが原因だと思います。Blue Alnicoは15wですから、合計30
w、方やBBは45w(でもマーシャルサイトには38wって書かれてるんですけどどれが
正解なんでしょうね??)だからだと思います。スピーカーをもう少しワット数が大
きいのを入れればまた違ってくるとは思います。フルテンにするとこれぞナチュラル
オーバードライブサウンド!って感じですね。ボリューム4くらいから歪んでくる感
じです。そこそこ改造費用は掛かったので、それだけのことはあります!
私はマーシャルについては所有していたことがなく、よく分からないのですが、JTMはかなり気になります。
ブルースブレーカーではないコンボのJTMを試演したことがあるのですが、「えっ!これマーシャル?」って
感じでした(そのころ私のマーシャルのイメージはガリガリに太い音で歪みまくるというイメージでしたので)
音圧はそれほど感じられませんでしたが、1chでのナチュラルクランチが印象に残っています。トーンは殆ど
まるで効かないが、リバーブの乗りはよかったです。
BBも同じ傾向なのでしょうか?このルックスを見ると欲しくなってきてしまいます。(爆)
■VOX AC−30
VOX AC−30です。スピーカーはVOXブルーアルニコとのことです。
ご本人談:
はじめて買った(いや、思い出しました。15wくらいのプリンストンも持ってまし
た。これが最初のオールチューブアンプだったんだ・・・・w。)オールチューブア
ンプです。ライブは全てこのアンプでやってきた”相棒”ですね。愛着もあります。
癖も分かってるのでライブって時はいつもこれなんです。ライブも出来れば2台くら
いのアンプで曲に合わせて使い分けとかやって見たいですね〜。バンドでは音量を
絞ってもその存在感がはっきりとある音です。改造はスピーカーケーブルを自作して
太いオーディオ用のものに変えたのと、管を今はパワー管をHarmaのEL84(これはお
勧めの管です。Mullardなどの高価なN.O.Sを購入するよりも値段も約13ポンドと安い
です。イギリスのWattford Valvesでしか入手できませんが、これはブライアンメ
イも使用しており、彼の好みに合わせて作られたものらしいです。Matchlessもこれ
を入れる予定です。)
プリ管は気分でいろいろ使っております。最近のお気に入りはR.F.Tです。Mazdaも結
構好みですね。
ほとんど、有名どころは制覇している感があります!
お気に入りの順番は、BB、次にVOX、マッチレス、スーパーとのことです。
ちなみに、使用ギターは
ギターはメインではマスグレの’59ストラトでピックアップはLindyに変えてありま
す。他にビンスト’62 ピックアップはTexas Special、Mexicoのテレキャス
ピックアップはLindy、Historic Les Paul Gold Top、’70年初期のSG Standard、
ReissueのES-335、アコースティックはTakamineの2,3万円で買ったのが1本、高校時
代から唯一手元に残っているTokaiのSliverCaster(ストラトのレプリカ)!!1万円
で友人から買ったものです。何故かこれだけは売却しないで残ってます。思い入れも
何もないんですが・・・・・。
とのことで、やられる音楽はブルース系とのことです。
というわけで、Hiroshiさん、これからもDEEPな話よろしくお願いします。