第26話(03.03.22)
67年製のDELUXE REVERBですが、先日久しぶりにフルテンで弾いて見ました。
ストラトで試していたときはまだ良かったのですが、335を繋いで、あるフレットのあるポジションで
サスティーンが「ブチブチ・・・・」といいだしています。
やばいなあ、メンテしなくては、、、久しぶりにバラしましょうWww
(デラリバ君は何回ばらした事でしょうWwwもうすっかり、デラリバの内部がわかってしまいました。)
335は元々パワーがあるし、余韻にウネリが含まれているので、以前に交換したスピーカーが
15WのJENSENのP12Rだったからいけないのかなあ、、、と思って、OLD
JENSEN C12Rを再度
搭載しました。
パワー管のバイアスは以前に合わせてあるので、今回は大丈夫なはずです。
上の左側が元々ついていたJENSENです。Cシリーズ(セラミック)ですが、パワーは少ないものです。
上の右側はオークションで購入したOLD JENSEN
P12R(アルニコ)で15Wの物です。
今回は、以前にオークションで購入していた(爆、、、スピーカーオタクですなあ)これまたOLD JENSEN C12Rです。
これはマグネット部を見れば分かりますが、余裕のパワーがあります。Www
この状態で再度アンプを組み込んで、試してみますと、、、まだ改善されていない、、、、うーんスピーカーのせいでは
ないようです(泣)
次は真空管ですね。
まずはパワー管から、RCAの6V6GT NOSが搭載されています。、、、これだったら結構高いんだよなあ、、、
手持ちの比較的新しい6V6に付け替えてみますが、効果無し、、ここでもない。
次はプリ管です。プリ管のように見えている管はたくさんありますが、入力段から行きましょう。1chでも2chでもサスティーン
が「ブチブチ・・・・」いっている症状は変わらないので、入力のプリ管しかないはずです。
とりあえず、手持ちの12AX7と交換します。
おおお、来ました来ました、、FENDERアンプ本来の艶のあるサスティーンが、、、(うっとり)
ここが寿命だったようですね。割れとか焦げとかは無いので、真空管自体の寿命かな?
マジックで「NG」と書いておいて、テスト用かなにかに使用することにします。
今度この初段には7558のNOSか何かのいいやつを試してみたいものです。
ちなみに先日、秋葉原で下見してきましたが、7558のNOSは1本1万円でした、、、高すぎ、、3000円位ならなあ、、
さて、お次は、、、せっかくだから、本格的にメンテナンスしましょう。
まずは、ちょっと気になっていた回路なのですが、PHASE
INVERTER部です。ここはプリ部から送られてきた信号を、
パワー部に送る前にもとの波形と、正反対の波形の2つを作り出す回路です。ペア菅を使わなくては、、、とか色々
デリケートな部分ですが、その前の回路の1MΩという大きな抵抗があります。1MΩ=100kΩ×10のかなり大きな
抵抗です。通常抵抗は±5%位の誤差がある物ですから、1MΩの誤差は50kΩまで許されてしまうのですね、、、
それで、自分のアンプも気になって調べてみます。
(茶、黒、緑、銀のカラーコードの抵抗です)左側が1070kΩに対して右側は1040kΩでした。その差30kΩ、、、、
これでは繊細な音が、、、
というわけで、どうしよう、、手持ちの抵抗を探してみましたが、1MΩはさすがにありません。
アンプをじっくり見ていると、ほかの部分で使っています!ラッキー
この抵抗値を計ると1070kΩ!!!!超ラッキーということで、この部分を入れ替えてしまいます。
これで、気になっていたPHASE INVERTERの回路の誤差は無くなりましたWww
お次はNFB(ネガティブフィードバック)という回路の話しです。これは、スピーカーの片側の信号を、PHASE
INVERTERの
前に戻してあげる(フィードバック)回路です。この戻し量が多いほどノイズなどは減りますが、高域も落ちてきます。
今回はこの戻し量を変えるモデファイを行います(すなわち、可変NFBにするということですね)
まずは部品ですが、可変抵抗だけです。100Ωを使用します。もとの抵抗は820Ωですので、直列に抵抗が入ることに
なります。場所はEXT SPEAKERに決定!
ということで、右側が取り付け終了!
どーーーれ、試演です。、、、、、ん?、、あまり変わらないなあ、、
この戻し量はLog(対数)で効いてくるので100Ω位じゃだめだな、、
気を取り直して10kΩに変更します。
これで、どうだ。
今度は、おおおお、いい感じ、NFBを増やすとマイルドです。デラリバのジャリーン!という感じが薄まって、ぐっと
落ち着いてきますなあWww。
これは335に非常にいい感じでマッチします。
本当はトーンにミドルを追加しようと思っていましたが、回路自体は簡単なのですが、取り付ける場所が見あたらなくて
今回は断念します。穴を開けるわけにも行かないしなあ、、