第29話(03.04.05)
注意:アンプの中は非常に高圧があります(300〜400V)むやみに開けて触らない方が良いです。
ジャンクで仕入れたBLUES DELUXEですが、音がでるようになったものの、チャンネルが時々勝手に変わってしまうという
不具合がありました。
トランスを追加したり、パスコンを追加したりしましたが、まだ時々調子がおかしいので、真空管の交換を行いました。
パワー管にはNOSのNATIONALの6L6をいれて、プリ菅にはブギーの物を使用しました。
音にかなり艶が出てきましたWwwこれは最高です。
中域が甘くまさにウーマントーンという感じです。デラリバとはまた違ったFENDERサウンドがあります。
スピーカーも以前にJENSENのビンテージを入れていますし、このおかげもあるでしょう。
しかし、これでもまだ、チャンネルが時々切り替わります。うーーん困った。
気がついたのですが、フットスイッチを外している時は大丈夫なようです。「おおお、これだ!」
フットスイッチに接点復活材を、、でもだめ。
スイッチに安いYAMAHAの物を使用していたのですが、これをブギーの物にしたところOK、、、となったかな??
あああ、やっぱりだめだ、、、回路図とにらめっこ、、、トランスも変えたし、、同じトランスの出口からC電源(パワー管の
バイアス用の電源)を作っているのですが、こちらは症状が現れたときにも変化は無いようです。
、、、ということは残るのは整流回路しかないね。
ハンドワイヤリングならこの整流回路ごと新たに作ってしまった方が早いのですが、基板となると非常に面倒くさい。
基板の裏側まで見ると言うことになると、コントロールのノブとかジャックとか全て外さなくてはなりません。
整流回路は、整流用のダイオードとコンデンサ、セメント抵抗、定電圧を作るツェナーダイオードで形成されています。
さすがに私のストックはここまではありませんので、次回秋葉原に行ったときに購入してきます。今回は手持ちの
整流ダイオードを交換してみます。(このダイオードも電源を入れたときにコンデンサに突入電流が流れるので常に
ストレスを受けている部品です)
真ん中のダイオードを2つちょんぎって、基板の上から交換します。(あくまでも暫定ですこのまま使うにはちょっと雑ですね)
結果、これでもだめです。
後はコンデンサ2種類とセメント抵抗とツェナーダイオードだけです。来週秋葉原でパーツを購入してきます。
、、というわけで、秋葉原で、パーツを購入してきました。早速整流回路の交換に取りかかります。
たくさんのポッド、ジャック類を外さないと基板が外れません。(非常に面倒な作りになっています)
右は、基板が外れたところです。
まずは、上記で暫定で取り付けたダイオードです。左は購入してきた部品。定格が大きいのを購入してきましたので、
リードが太くて基板の穴に入らないため、ドリルで広げます。
これで綺麗につきました。Www
次はコンデンサです。
左が元々のコンデンサで右が取り替えるコンデンサ、、、、、(絶句)
リードが両方から出ている物を買ってきてしまいました。また基板を加工します。(めげない、めげない)
こんな感じで取り付けました(泣)基板の一部に穴を開けて、リードで電極まで引っ張ってきます。
次は、抵抗です。
左の抵抗を右の抵抗に取り替えます。(ここは結構怪しかった。抵抗が焦げていましたから、、)
次はツェナーダイオードです。
左のツェナーダイオードを右の物に取り替えます。ここは異常なしだったけど、とりあえず交換。
最後のコンデンサです、、、またしても、コンデンサが両方向から出ている、、、(めげずに交換交換、穴開け、、、)
どうだ!こんな感じ。リードを出したコンデンサは裏蓋とショートするといけないので、リードにカバーを掛けておきます。
しばらく弾き込みましたが、OKっすね。ようやく復活です。良かった良かった。
次に、秋葉で仕入れたスピーカーケーブルに交換しておきます。ベルデンの良いやつがありましたので、GETしてきました。
こんな感じです。音は、、うーん力強くなったかな?
次は、パワー管を交換して試してみます。
左はJAN(軍用企画)のPHILIPS、右はNATIONALのNOSで、どちらも6L6です。
PHILIPSは高域が酸っぱいです。NATIONALはMIDが甘くて太い!これは歴然としています。当然NATIONALに決定。
プリ菅ですが、良いのを仕入れてきてしまったので、交換ですWww RCAの7025です。
これにすると、ビンテージの音、、特に巻き弦の感じが非常においしいです。余韻まで素敵!
これに決定。
かなり、このアンプ気に入ってきました。本当は大きいしオークションに出すかなあと考えていましたが、とりあえずこの音
を使って行こうと思います。
特にバッカスとVANZANDTのストラトに相性が良いです。耳に痛くない高音が気持ちよいです。
それほど荒い歪みは出ませんが、ちょうど良いクランチサウンドが出ますしね。
当然、デラリバもRCA7025とベルデンを入れたことは言うまでもありません(爆)
デラリバと何回も聞き比べしていましたが、BLUES
DELUXE、DELUXE REVERBともジャキーンというサウンドですが、
BLUES DELUXEがやはりコンプレッション感が強いです。デラリバはどこまでもストレス無しって感じでジャキーーンーー
って伸びて行きます。
でもBLUES DELUXEの音も大好きな音です。ジャッキンーーって感じです。(わかるかなあ、、、)