第4話(02.06.02)

AKG#1アンプ改良

 

02.06.02

AKG#1アンプの改良をしました。

大きめの音量である音が「ビーン」とびびる事がありました。何度かビリ止めをしてきましたが,

まだびる事があり、先日原因を突き止めました。

変な音がする場合、原因の切り分け方として音を鳴らしている状態で、部品をさわっていって

見るのが良いと思います。ただし、素手でさわっては熱かったり感電したりするので、私は木材

の端材を使っています。これなら適度に柔らかいので具合がいいです。

今回の場合、「ビーン」と音がしている時にパワー管にさわるとぴたりと音がなくなりましたので、

ほぼパワー管に間違いないでしょう。

そこで、パワー管のソケットに金メッキ品(台座が陶器でできているタイプ)の物を買いました。

購入したときプリ管用のシールド付きのソケットもありましたので、一緒に購入してきました。

 

 

手前がパワー管用です。金メッキが施されていて、白い部分(台座)は陶器でできているので

長い間使用していて熱によって変形することもありません。

奥がプリ管用のソケットでシールドがついているタイプです。

結構探しましたが、なかなか見つからなくて苦労しました。

とりあえず、アンプの中身を出します。初公開です。裏から蓋を開けたところです。

 

 

交換前のパワー管とプリ管の周辺です。パワー管の横のスイッチは5極管結合、3極管結合

の切り替えスイッチです。電源が入っている最中にこのスイッチをさわると感電します。(笑)

 

 

 

何だかんだはずして、またつけて、、、自分で作った物でも、最近物忘れが激しいので、バラす前には

必ずデジカメで撮影するように心がけています。わからなくなったときにはすぐに写真を見て元に

戻す、、、便利になりましたね。

             

 

また、今回はちょっと気がついていて気になっていた箇所もなおします。それは、上記の5極管結合、

3極管結合選択スイッチに関係するのですが、5極管結合にしたとき(パワーがぐっとあがります)

スクリーングリッドの損失が定格オーバーしてそうだったので、電流制限の抵抗を大きな物にしました。

これらの手術をして、、

 

 

はい、できあがったところです。ヒーターの電源を入れて、、ほんのり光りました。

次にB+の電源を入れて、大丈夫です。

音出しをしてちょっと大きくしてみてビビリを確認して見ましたが、調子はいいです。

音のサンプルを入れてみました。

SOUND

バッキングは62年製のストラトキャスターで、TS-9DXを入れています。

途中から入ってくるのはAKGテレキャスターでAKGモデファイのTS-9を入れました。

 

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