第52話(04.6.20)
成田様より、TS-9、ガバナーのモデファイの依頼を受けました。
TS-9のモデファイは手馴れたものでしたが、このガバナーは初めての相手です。
TS-9のモデファイ内容としては、ワイヤーをビンテージのWEに交換します。これだけで、音抜けが格段によくなります。
それと、回路の一部の定数を変更します。
極めつけはJRC4558の艶ありのNOSオペアンプへの交換です。(これは心臓部ですから、、)
ガバナーの方は、スイッチの形状が形状なので、TRUE BYPASS化してしまいます。
それと、写真を撮るのを忘れていましたが、MODEスイッチを交換して、ミニスイッチに変更、AKGドライブで採用した
MODEをそのまま入れました。
線材の交換はもちろんです。
その後、成田様から感想をいただきました。
赤木様、成田です。
昨日届きました。早速、Mini Ampで試してみましたが、
TS-9の方は、音抜け、Toneの効きが良くGoodです。
ガバナーの方は、なかなかユニークなスイッチで面白い
です。(いずれもTube Ampとの相性は良さそうです)
※最初に繋いだ時、音が出なくてびっくりしたんですが、
只の電池切れでした(^ ^)
週末に、Studioでちゃんと音出しをする予定です。
詳細なImpressionは、しばしお待ち下さい。
ところで、各EffectorのModify内容について幾つか
教えて下さい。
TS-9
基本的に赤木様のModifyと同じですか?
特にオペアンプ(JRC??)、配線、コンデンサ、トゥルーバイパス
ガバナー
1.切り替えスイッチの順番は、上からオリジナル、シリコン、
ブースターの順番でしょうか?
2.TS-9同様、Modifyで使用した物は何ですか?
特にオペアンプ、配線、コンデンサ、トゥルーバイパス
3.ブースターモード?(スイッチの一番下)に関して、基本的に他の
モードと同様に、Gain、Tone、Volumeの相互作用があるん
ですよね?(Full ToneのFat Boostみたいですね)
4.ブーストレベルは、Max +??dbですか?
以上、長々書きましたが、宜しくお願い致します。
赤木様、成田です。
本日、StudioでAKG Modified TS-9とBB-2のImpressionして
きました。添付Fileに私の機材を簡単に紹介します。
因みにPOD Pro以外は、真空管のPre&Power Ampです。
今回のImpressionには、私の機材の他に、StudioにあるJC
(スピーカー4発)も使用しました。
前置きが長くなりましたが、結論としては、凄過ぎます!!!!
TS-9は、Marshallの歪んだ音にBoosterとして使っても、ちゃんと
存在感がありますね。特にびっくりしたのが、JCに繋いだ時ですが
音が太いし、音が前に出る、Toneの効きは良いし、Gainと
VolumeをFullにした時は、その辺のへたれAmpやEffectorとは
比べては失礼な位、良く鳴ります。
色々試してみましたが、赤木様と同様にGain:9時、Tone:3時、
Volume:Fullが良いですね!Gooooooodです。
BB-2の方ですが、これもまた参りました!これなら、自分のAmp
を持っていかない時(持っていけない)時にも、歪んだ音を造るのに
苦労せず簡単にいけますね。
※特にStudioのじぇんじぇん鳴らないMarshallでもいけますね!
歪みのキャラクターが選択できるのは、ひじょーに有難いです。
設定は、基本的にGainをFullで鳴らした方が、バリバリッとした歪み
が得られるので良いですね。Boosterとして使用する場合は、
TS-9と同じ設定が良いですね。
いやはや、恐れ入りました。これなら納得です。有難うございました。
というわけで、気に入っていただけたようです。ほっと一安心です。