60話(05.03.25

ギタリストの為のアンプ検証 その2(シングル、プッシュプルPART2

 

さて、第1回に引き続き、今回は、プッシュプル方式と、シングル方式の違いを説明します。第1回で説明したように、出力管とトランスの関係はバネとおもりの関係にたとえることができると思います。

 

アニメーションGIFを駆使して作成した見たのですが、下記がシングルアンプのイメージです。

 

                                  

ちょっと、動きが気持ち悪いですが、、、おもりはトランスとスピーカーを現しています。バネはパワー管を現しています。

 次にプッシュプルを同じような感じで現してみます。

 

                            

 

こんな感じです。どうですか?シングルに比べて力強く感じますか?

これも、おもりはトランスとスピーカーを現しています。バネはパワー管を現しています。プッシュプルはこのように2本のパワー管が対称に動作しています。正確に言えば、小音量、大音量にかかわらず対称に動作しているのがA級アンプです。AB級アンプは小音量時は対称動作していますが、大音量になると対象に動作していません。

 

パラレルプッシュプルという方式もあって(FENDERTWINなど大出力アンプが採用している方式です)その場合は上記のプッシュプルでバネが上側、下側それぞれ並列に2本入り、合計4つのバネでおもりを駆動しています。

 

ちょっと考えると、シングルにも応用ができます。その場合はパラレルシングル方式と呼びます。この方式はあまり使われることがないのですが、意外にも、ギターアンプの中には、リバーブのドライバーとしてパラレルシングルが採用されています。

 

このバネが揺れている感じはシングル、プッシュプルとも、ギターから音が入って、実際にスピーカーから音が出ている様子を表しています。それでは、音が出ていないときの様子はどうなっているのでしょうか?

、、それは第3回目のお楽しみということで、、、

 

 

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