第8話(02.09.15)
ピーターソンの謎
02.09.15
2代目のピータソンは購入してガリがひどくて手放してしまいました。
しかし、リバーブが効かないという事だったので修理して、返品しました。そのときに
撮っておいた写真と、3代目の写真を見て違いに気がついたので、このコーナー
で紹介しておきます。
2代目ピータソン 3代目ピーターソン
左側がすでに返却で手放してしまった2代目ピータソンP100G、右側が現在所有している3代目P100Gです。
外観上の大きな違いは3代目はPETERSONのロゴがありません(悲)
まずは2代目のピータソンのリバーブの位置と現在私が所有している3代目のリバーブの位置についてです。
2代目はスピーカの横に搭載されています。3代目はバックパネルに取り付けられています。
この写真ではスピーカとアンプの仕切板に付いてわかると思いますが、2代目ピータソンには仕切板が存在していません。
2代目は大音量にしたときに、やはりアンプに振動が伝わり低音でビリが発生していました。
それに対して、3代目はビリ知らずです。スピーカーからの振動をシャットアウトしている構造がとられています。
また、アンプの中心に斜めに補強板があるような構造ですから、3代目の方が剛性も高いといえます。
1CH部分の基板です。基板のパターンは変更ないようですが、基材が変更されているのがわかります。
使われている部品は同じと見受けられますが、2代目は一カ所だけ4桁シリアルの艶あり4558が使用されています。
これは、後で変更されたものかもしれません。
フロントのサランネットをはずしたところです。ここでも大きな違いを見つけられます。
両方とも16オームの10INCHエレクトロボイスがつけられています。(真空管アンプの大部分は8オームですので
間違っても8オームをつけてはいけません)
2号機はスピーカーはただの板に取り付けられていますが、3号機はバスレフ用のスリットが両サイドにあります。
これはおそらく低域の特性が改善されていると思います。
上の写真は全て3号機のものです。(2号機は写真には撮っていませんでした)
コントロール系、リアパネルは全く変わっていません。
以上のように3号機は随所に改善の跡がみられます、どちらかというと2号機が初期のバージョンで3号機が後期の
バージョンのような気がします。