#5612/5612 M*Cサロン
★タイトル (KUH95291)  95/ 3/22  23:41  ( 42)
【COMIC CLUB】夕やけを見ていた男〜評伝 梶原一騎  aMI
★内容

 マンガではなく活字の本です。斎藤貴男(ゴルゴ13の作者とは別人)著、新潮
社から出ている活字の本です。「巨人の星」「あしたのジョー」(名義は高森朝雄)
「空手バカ一代」などの原作で知られる、梶原一騎の評伝です。ワタシの場合は、
「愛と誠」「空手バカ一代」あたりからリアルタイムでした。梶原一騎は後に不祥
事をきっかけに一気に評判を落とし、寂しい晩年を送りましたが、ワタシは梶原作
品の男臭さと荒唐無稽さを、今でもこよなく愛しています。

 いや〜〜、燃えましたねえ。買ってきてからあっというまに読んでしまいました。
「新潮社から梶原一気の評伝が出る」というのは、以前に★まゆみさんから聞いて
いたのですが、書店では見かけず、著者もタイトルもわからなかったんですが、先
日の日曜(3月19日)付けの朝日新聞の書評に取り上げられていたおかげで、よ
うやく探すことが出来ました。

 少なくともロバフリさん、うぇっとんさんには絶対読んでいただきたい。と言っ
てもこのボード自体を見られない状態かも。この思いが風に乗って伝わることを祈
りましょう。★まゆみさんはもうチェック済かな? 地獄の道化師さんにも読んで
欲しいなあ。

 とにかく、梶原一気作品に燃え上がって、ついエキスパンダーを買ってしまった
り、そいつをバラして大リーグボール養成ギブスを作ろうとしたり、極真空手に憧
れて空手の本を買ってみたり(場合によっては入門してしまったり(^^;)、ベニー
・ユキーデに惚れてしまったりしたアナタは、絶対読みましょう。

 今までマンガ界で不思議だと思っていたこと。例えば

 ・なんで「柔道一直線」は途中で画描きが変わったのか。
 ・なんで「空手バカ一代」は途中で画描きが変わったのか。
 ・なんで本宮ひろしは「男樹」の連載を途中でやめてしまったのか。

なんてあたりの真相と思われるあたりも取り上げられています。

 まあ、以前から梶原一騎作品をぼつぼつ古本で集めていたワタシでしたが、この
本のおかげでまたもやその野望が燃え上がり、早速昨日「タイガーマスク」全巻揃
いを買ってきました。近いうちに、バイオレンスとエロスの極致、「カラテ地獄変
・牙」「続・カラテ地獄変」も入手の予定です。しかし「梶原一騎全制覇」なんて
野望は、あまりに果てしなさすぎてクラクラしてしまいますな(笑)。


松山にある芦原会館のサウナ会員になりたい  aMI

BGM: これは98の音だな……