#5700/5700 M*Cサロン
★タイトル (KUH95291)  95/ 5/15   0:33  ( 56)
【トンデモ本】トンデモ本の世界  aMI
★内容

 「トンデモ本」とは何なのか?

>「著者が意図したものとは異なる視点から読んで楽しめるもの」である。要するに
>著者の大ボケや、無知、カン違い、妄想などにより、常識とはかけ離れたおかしな
>内容になってしまった本のことなのだ。

こんなトンデモ本の数々を紹介したのが、

  書 名:トンデモ本の世界
  著 者:と学会(編)
  出版社:洋泉社
  定 価:1600円(本体1553円)
  発行日:1995/05/01
   ISBN : ISBN4-86961-166-0

であります。上記の引用はこの本の「はじめに」からの引用です。

 そもそもは「日本SF誤伝ごでん」というSF系の同人誌が発端で、こういった
トンデモ本を愛する人達がトンデモ本を研究するグループ、「と学会」を結成した。
そのと学会の研究成果の発表がこの「トンデモ本の世界」です。

 ワタシはと学会の存在自体はわりと最近まで知らなかった(雑誌「宝島30」に
「今月のトンデモ本」というコラムを連載しています)のですが、ワタシ自身もず
っとトンデモ本にあたるものを愛好し、探し求めてきていました。ワタシが既に持
っている本も何冊か紹介されています。それだけにこの本は待望の一冊でしたし、
読んでみた結果も実に満足のいくものでした。

 紹介されている本の分野は、UFO・宇宙人本、超科学・疑似科学本、宗教・オ
カルト本、国際謀略・陰謀史観本、予言・予言読本、偽史・超古代史本、トンデモ
小説、トンデモ実用書などなどです。また人物では、川尻徹、万師露観、清家新一、
あすかあきお、コンノケンイチ、ドクター中松、大槻義彦、山田久延彦の面々です。

 の本の表紙裏で軽く紹介されている、抱腹絶倒の内容を。

> ●ノストラダムスの大予言は全部ハズれていた?
> ●イタリア人もスペイン人も中国人だった?
> ●アインシュタインの相対性理論は間違っていた?
> ●セブンイレブンもユダヤの陰謀だった?
> ●チャウチャウは宇宙生物だった?
> ●アメリカ・インディアンの祖先は日本人だった?
> ●五千円札をデザインしたのはH.R.ギーガーだった?
> ●武豊が速いのは、反重力で軽くなっているからだ?

いやーもう凄すぎる。この本、先週末の出張のときに、川崎アゼリアの有隣堂で買
って南武線の車中で読んでいたのですが、笑いを堪えるのが必死で、もう死ぬかと
思いました。こういうのがお好きな方にはもう自信をもってお薦めです。松虫さん
はもうチェックしたかな?

 ところで、この本はジャンル分けが難しそうなので、新刊本のコーナーにあるう
ちに捕獲しておかないと、本屋の棚で探すのが大変になりそうですぞ。


オウムよりも遥かに凄い宗教もあるでよ  aMI

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