#360/560 フェスティバル・ホール
★タイトル (KUH95291)  91/ 1/ 1  11:28  ( 94)
90R>年間ベスト10ROCK<aMI
★内容

  (aMI/KUH95291)
  (テーマ:【FREAK OUT!】)

 1.YOU CAN'T DO THAT ON STAGE ANYMORE VOL.2  THE HELSINKI CONCERT

 2.YOU CAN'T DO THAT ON STAGE ANYMORE VOL.3

 3.YOU CAN'T DO THAT ON STAGE ANYMORE VOL.1

 4.WE'RE ONLY IN IT FOR THE MONEY / LUMPY GRAVY

 5.HOT RATS

 6.WAKA / JAWAKA

 7.THE GRAND WAZOO

 8.JAZZ FROM HELL

 9.ZOOT ALLURES

10.CHUNGA'S REVENGE

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(コメント欄)

 1. YOU CAN'T DO THAT ON STAGE ANYMORE VOL.2  THE HELSINKI CONCERT
   80年代前期を起点とする僕のザッパ歴だが、一応オリジナル・アルバム
  も通り全部は耳にした。そして起点の80年代から各時期に浸透/拡散を続
  けている。80年代以外で最初にハマったのは、74年モノである。現時点
  で74年マザーズを最も堪能できるのが、74年のヘルシンキでのコンサー
  トをフル・パッケージしたこのアルバムである。

 2. YOU CAN'T DO THAT ON STAGE ANYMORE VOL.3
 3. YOU CAN'T DO THAT ON STAGE ANYMORE VOL.1
   このYOU CAN'T DO THAT …シリーズを楽しむ一つのポイントとして、「あ
  の曲をこの時期のバンドがやるとどうなるのか?」というのがある。これを
  軸としてある時期のバンドへの興味を深め、のめり込んでいくのである。同
  じ曲でも時期によって全くこなされ方が異なり、まるですっかり別の曲になっ
  ていたりもする。最近の僕のザッパの聴き方は、このシリーズのどれかを聴
  きまくる→どれかの時期のアルバムを聴きまくる、というサイクルの繰返し
  になってきている。しかし先に述べたように、VOL.2 は、全体が74年モノ
  であり、他の2組とは色合いが全く異なっている。

 4. WE'RE ONLY IN IT FOR THE MONEY / LUMPY GRAVY
   いわゆる「オリジナル・マザーズ」のアルバムの中で、一番繰返し聴いた
  のがこのアルバムである。「ジャケットがビートルズのサージェント・ペッ
  パーズのパロディである」という、一番わかりやすい特徴が災いして、実は
  大変に重いテーマを持つこのアルバムが、聴かずして「ザッパ一流のユーモ
  アである」などと評価されたりすることは、全くもって遺憾である。風呂井
  戸さんあたりに是非聴いて欲しいものである。

 5. HOT RATS
   ザッパは自分のアルバムを再発するにあたって、ただ過去の作品を再度発
  売するというだけではなく、「古いマテリアルを利用し、現代に通用する作
  品として仕上げる」というアプローチを取っている。具体的には、CDの再
  生特性を生かすためのリマスタリング、リミックス、リズム・セクションの
  再録音/差し替えなどである。このHOT RATSなどは、これらの処理によって、
  オリジナル・アルバムとは異なる別の作品に仕上がっている(らしい)。こ
  れらの処理については、賛否両論いろいろあるが、僕としては基本的に賛成
  である。しかしながら、オリジナル・リリースのオリジナル・アルバムを聴
  かなくてはいけない、という状況に追い込まれてしまうのは、少々辛いとこ
  ろもある。「真のコンプリート」への道は遠い。ううう……。

 6. WAKA / JAWAKA
 7. THE GRAND WAZOO
   90年における、僕にとっての「新たな発見」は、この時期のザッパであ
  る。とにかくよく聴いた。IKO-IKO さんあたりに是非聴いて欲しいものであ
  る。

 8. JAZZ FROM HELL
   本来固有の音を持たないはずのシンクラビアだが、このアルバムは僕にとっ
  ての「シンクラビアの音」を確立した。富田勲の一連の作品が、僕にとっての
  「シンセサイザーの音」を確立したように……。

 9. ZOOT ALLURES
   やっぱりテリーである。自宅のスピーカーから大きな音で出せない名曲、
  THE TORTURE NEVER STOPS での大技、小技の応酬は、まさに圧巻である。ザッ
  パのギター・プレイもふんだんに堪能できる。おお、テリー!!

10. ZAPPA IN NEW YORK
   やっぱりテリーである。さっさとCDで再発して欲しい。桃栗さん、手放
  す気になったらいつでもメール下さい。おお、テリー!!!!!


終盤いい加減なのは、年が明けそうだったからである  aMI

BGM:PEACHES EN REGALIA  /  FRANK ZAPPA
     (僕の1991年は、この曲と共にスタートしました。)

P.S.直前のとこれの2本は大晦日に書いて、元日0時すぎには
   UPできたのですが、蛮が「年越しOLT」で大混雑の
   ゲロ重だったので、今まで延期されたのでした。