#509/560 フェスティバル・ホール ★タイトル (KUH95291) 96/ 1/ 7 15:49 (114) 95R>年間ベスト10 ROCK aMI ★内容 (aMI/KUH95291) (テーマ:95年度【HARD&METAL】ベスト10) 1.深紫伝説/王様 (ファンハウス FHCF-2253) 2.Stranger In Us All / RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW (BMG VICTOR BVCP-862) 3.Fear No Evil / SLAUGHTER (VICTOR VICP-5538) 4.A Change Of Seasons / DREAM THEATER (ew AMCY-885) 5.Hidden Treasures / MEGADETH (東芝EMI TOCP-8555) 6.Heavy Metal / (O.S.T.) (ELEKTRA 60691-2) 7.WALK ON / BOSTON (MCA MVCM-427) 8.Freaks Of Nature / KANSAS (intersound 9148) 9.The Damnation Game / SYMPHONY X (ZERO XRCN-1244) 10.Vrooom / KING CRIMSON (CANYON PCCY-00630) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 去年も書きましたが、年々CD買う量が減ってきています。そんな状況の中では 【HARD&METAL】に限ったベスト10を選ぶのはもはや無理が多いなあ、と思いつつ 無理矢理選んだ10枚です。 1.深紫伝説/王様 【HARD&METAL】でこれが1位に来たのでよいのだろうか? とは思いつつも、 一番インパクトの強かった1枚であることは間違いありません。直訳ロックとい うのは比較的誰でも思い付くであろうネタでしょうが、これだけのものに仕上げ たのには脱帽です。王様とは一度一緒に酒飲みたい、いや、ご一緒にお酒など頂 かせていただれば光栄至極でございますって何言ってるんでしょうね、ワタシ。 2.Stranger In Us All / RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW 正直言って義務感で買った一枚でしたが、予想以上の出来でした。というより そもそものワタシの予想のレベルそのものがはるかに低いとこにあったのですが。 予想以上とはいえ、「ははーリッチー様申し訳ありませんでした_o_」と平伏させ るほどのものではありませんでした。来日公演を体験してればまたいろいろ違う んでしょうけど、地方在住の身としてはそれもなかなかままなりません。残念。 3.Fear No Evil / SLAUGHTER スローターは、売れ線を強力に意識した「産業メタル」です。このため酒井編 集長時代のBURRN!誌では冷遇されていましたが、広瀬現編集長は売れ線や ポップ方面への懐が深いようで、その影響かスローターあたりの扱いが変わって きているように感じます。1stを250万、2ndを100万売りながらも大手ク リサリスとの契約を失った今こそ、彼らへの支持を高らかに宣言しておきます。 4.A Change Of Seasons / DREAM THEATER 位置付けのやや不明確な、企画物フル・レングス・アルバムです。ワタシは超 大作のオリジナルより、お遊び的なカバーの方への興味が大きかったのですが、 楽しみにしていたラッシュやメタリカのカバーが収録されていなかったので大変 残念でした。演奏力には定評のあるバンドなので、カバーもなかなかいい出来な んですけど、演奏力に比べると歌唱力がちょっとなあ……とやや厳しい評価です。 5.Hidden Treasures / MEGADETH これもつなぎの1枚。サントラなどに提供した曲を中心に、デモ・バージョン なる既存曲の中途半端な別テイクを加えて、どうにかフル・レングスにした、来 日記念盤。などと厳しいことを言いつつも、近年のメガデスは実に充実していま す。従来のコアなファンには物足りないかもしれないけど。これら「お仕事用の 捨て曲」ですら、ちゃんと聴かせるんだものなあ。99 Ways To Die が好きです。 6.Heavy Metal / (O.S.T.) 輸入盤。アメリカの同名アニメ映画のサントラ。81年のアルバムだが国内盤 ではCD再発はされてないはず。サミー・ヘイガー、BOC、チープトリック、 ナザレス、ブラックサバスなどの他に、ドン・フェルダー、スティヴィー・ニッ クス、ジャーニー、おまけになぜかドナルド・フェイゲンにディーヴォというわ けもわからぬ超豪華メンバーの貴重テイクばかり。長年探してた1枚なので感激。 7.Walk On / BOSTON 正確には94年のアルバム。デビューして20年が近付こうというのに、やっ と4枚目のアルバム。基本的には同じ事の繰返しですが、すっかり忘れた頃にひ ょっこり出してきて、新鮮なように錯覚させるという狡猾な作戦にしてやられま した。4曲からなる10分の Walk On Medley という大作にすっかり惚れてしま ったワタシです。この曲は新日のGIクライマックスのテーマ的に使われてました。 8.Freaks Of Nature / KANSAS アメリカン・プログレ・ハード雄、カンサス堂々たる復活、と言いたいところ ですが、マイナーレーベルからだし、そんなに派手な話題にもならないし。内容 の方は往年のカンサス節を中心に据えながらも、ラフで荒々しい面もちらほら。 ワタシにとっては、上記のボストンと似たような立場なのですが、時々衰えのよ うなものを感じた分だけ1位下に来てます。詳しくはROCKボード #8625 を。 9.The Damnation Game / SYMPHONY X ようやく目新しいバンド(苦笑)。一言で言えば「インギー・ミーツ・ドリー ムシアター」。ファーストの『SYMPHONY X』も95年の収穫物ですが、本作の方 がヴォーカルと録音が抜群なので。ギターだけでなく歌もキーボードもそこそこ の水準なのがええですね。リズム・セクションにはもう少し暴れて欲しいように も思いますが。「バロック丸出し」を控えて欲しいなあと個人的には思います。 10.Vrooom / KING CRIMSON いわゆる「ヘヴィメタル」というカテゴリーに分類される音楽ではないですが、 「ヘヴィでメタリックな音」です。感動というのとはまた少し違うのですが、ワ タシが95年に聴いて大きく心を動かされた1枚です。受けたインパクトでいけ ば『THRAK』よりもこっちが上ですね。全部で31分という短さが逆にプラスに働 いているんじゃないでしょうか。これもやっぱり生で見たかったであるよなあ。 <選外> ・Alien Love Secrets / STEVE VAI 悪くはないが大きな感動も ・WAITING FOR THE PUNCHLINE / EXTREME よく出来ているとは思うが ・蝶野正洋 21世紀への序曲 / オムニバス ロイヤルハントの別テイクあり |