#533/560 フェスティバル・ホール ★タイトル (KUH95291) 97/ 1/ 5 21:47 (196) 96R>年間ベスト10 ROCK aMI ★内容 (aMI/KUH96291) (テーマ:96年度【HARD&METAL】ベスト10) 1.Into The Eye Of The Storm / ARTENSION (ROADRUNNNER RRCY-1028) 2.Inspiration / YNGWIE MALMSTEEN (CI PCCY-01009) 3.Fire Garden / STEVE VAI (SONY SRCS 8137) 4.Rock'N Roll Standard Club (BMG ROOMS BMCR-7007) 5.Loud / METALLICA (SONY SRCS 8000) 6.In Command (Live 1989-1990) / ANNIHILATOR (ROADRUNNNER RRCY-1015) 7.Slang / DEF LEPPARD (Mercury PHCR-16011/2) 8.Sonic Winter / JOHANSSON (Canyon PCCY-00970) 9.The Time of the Oath / HELLOWEEN (VICTOR VICP-5682) 10.The Great Southern Trendkill / PANTER (ew AMCY-940) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (コメント欄) 96年に購入した【HARD&METAL】系新譜のベスト10です。順番を付けるのは大 変難しいんですが、おおむね聞いた回数が多い順に並べてみました。 96年の1位は文句無しにアーテンション。これはほんとよく聞きました。最近 では珍しく、曲名を覚えるほどに。2位にはインギーのカバー集。最近彼からは遠 ざかっていたワタシですが、さすがは同い歳(ワタシ、インギー、小錦はタメです)。 取り上げる曲がどれもこれもよくわかる。というわけでこれもよく聞きました。順 位は飛びますが、4位のB'zのギタリスト松本氏のカバー集も同様。憎い選曲と敬 意溢れる完コピ(笑)に感動し、何度も聞きました。 3位のヴァイは聞いた回数だけならインギーより多いかもしれませんが、前半ば かり聞いてたもんで。ちと長すぎるというのが正直な感想。 5位メタリカと7位デフレパードは、どちらも大物の久々のアルバムですが、ど ちらもパッとしない感じ。わずかにメタリカの方をよく聞いたかな? 程度。 6位アナイアレイターはスタジオ・アルバムを押し退けて古い音源のライブ。や っぱり専任ヴォーカリストが居た頃の方がいいなあ。あんなんでも。 8〜10位は事実上全部10位か。ヨハンソンは歌ありと歌なしのカラーが違い すぎる。インギー参加のインスト部分ばっか聞いてました。ハロウィンは買った直 後にはよく聞いたけど、すぐ飽きてしまった。ディープ・パープルの方を入れるべ きだったか。パンテラは現在の重要度から考えればメタリカよりも上なんだけど、 聞いた回数だとここいらに落ち着いてしまうのだった。パチンコで取ったCDだし。 なんか最近【HARD&METAL】にあまり燃え上がらなくなってて、もう歳なのかなあ などと思ったりもしてましたが、アーテンションには燃えましたねー。実際、1位 と2位以下との開きは、2位というより12位という感じです。さあ、今年はどん なアルバムに出会えるのか、楽しみです。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (付録)「つづら日記」より 1. Into The Eye Of The Storm / ARTENSION (ROADRUNNNER RRCY-1028) \2,427- 前回紹介のシンフォニーXなどと同じく「ドリーム・シアター以降」の流れの バンド。こっちは「インギー色のより濃いドリームシアターにディープ・パープ ルをふりかけた」てとこか。キーボーディストが中心である分、クラシカル度が 上がっています。シンフォニーXはディオ系ヴォーカルでしたが、こっちはグラ ハム・ボネット系。かなり歌える人ですな。シンフォニーXよりはこっちの方が かなりいいぞ。「様式美」の3文字がまさにドンピシャか。遅れてきた新人王候 補かな、こりゃ。かなり手放しで誉めております。 (96/12/19 #7013) 2. Inspiration / YNGWIE MALMSTEEN (CI PCCY-01009) \2,250- といいつついきなりどこででも買える1枚。最近なんかカバーとかトリビュー トとかばっか買っているような気がします。インギー閣下のカバーではなくイン スピレーション・アルバム(本人談)。カンサスの「伝承」、UKの「闇の住人」、 ラッシュの「アンセム」といった、ワタシは勿論大好きなんだけど、「え、これ をインギーが!?」ってな曲をカバーいや取り上げているので、発売前から期待 してました。んなもんで少しでも早く聞くためにわざわざ旅先で買いました。 ざっと一通り聞きましたが、いやあ参りました。これはまさに「イングヴェイ ・マルムスティーンのアルバム」ですわ。わたしゃ1曲目の「伝承」の出だしか らじわじわダメージを受け、ギターソロでの思わぬ展開でKOされてしまいまし た。インギー・ファンは当然「買い」でしょうけど、昔は聞いてたなあ……とい う人にお薦め。インギー健在を思い知り、感涙に咽ぶことでしょう。 よく見ればこのアルバム、 Canyon International なるレーベルから発売され ています。先日のヨハンソン兄弟のアルバムと同じですね。このレーベルが単な るキャニオンの海外アーチスト部門なのか、それとも全世界的な配給ルートを持 つレーベルなのかは不明ですが、インギーはアメリカでのディールを失ったまま、 という事なんでしょうか? ちょっと気になります。 (96/09/23 #6832) 3. Fire Garden / STEVE VAI (SONY SRCS 8137) \2,233- ようやく買いました、ヴァフィさん。どうもあのジャケットが購買意欲を削い でくれて。ROCKボード #9861 でヴァフィさんが詳しく紹介してくださってま す。ワタシは9曲目の大作組曲 FIRE GARDEN SUITE (実際にはその前の BANGKOK も曲の一部ですね)だけでもう買った甲斐がありました。で、その BANGKOK です が、どっかで聴いたことあるはずだとおもったら、デイヴィッド・リー・ロスの ステージでつなぎに使ってた曲ですね。もともとはイギリスの CHESS という演劇 の曲だそうです。 (96/10/03 #6873) 4. Rock'N Roll Standard Club / ROCK'N ROLL STAND CLUB BAND (BMG ROOMS BMCR-7007) \1,942- B'zのギタリスト、松本孝弘が自分のラジオ番組で月イチくらいでやっていた、 彼の好きなロック・ナンバーをセッション・バンドでカバーする、という企画の 総集編。何度かラジオで聴いてて、ヴォーカルの生沢祐一(TWINZER)の歌がなか なかよかったので、もしCDになったら欲しいなあ、と思ってたので早速買いに 行った。選曲が実にワタシ好みで喜んでしまった。モントローズの「灼熱の大彗 星」、リック・デリンジャーの「ロックンロール・フー・チー・クー」、エディ ー・マネーの「ライフ・フォー・ザ・テイキング」なんてすんげー渋い選曲では ないだろうか。青山純の叩く「悲しみの恋人達」、「サンセット」(コージー・ パウエル)なんてのも興味深い。TWINZER も聞いてみなきゃだな。 (96/06/09 #6578) 5. Loud / METALLICA (SONY SRCS 8000) \2,233- 前作『METALLICA』(通称:ブラック・アルバム)から5年ぶりに発売されたメ タリカの通算6枚目。全14曲で79分というボリューム。1曲目は「おおっ!」 と思ったが……。もっと聴き込まないと真価を見極めることができないかも。早 い話が「1回や2回聴いたくらいではピンと来ないアルバム」ちうこと。 とにかく、評価を定めてしまうのはまだ早計だと思いますわ。 (96/06/09 #6577) 6. In Command (Live 1989-1990) / ANNIHILATOR (ROADRUNNNER RRCY-1015) \2,427- 今では少なくなってしまったワタシの「出たら必ず買い」バンドのひとつ、カ ナダのインテレクチュアル・スラッシュ・バンド(とワタシが勝手に呼んでいる) アナイアレイターの初期のライブ。演奏力はさすがなもんだが、ヴォーカルがや っぱりなあ。でもいいや、好きだから。ファン/マニア向けの1枚だな、こりゃ。 (96/12/04 #6994) 7. Slang / DEF LEPPARD (Mercury PHCR-16011/2) \3,107- 明屋石井店に「馬券術大改造計画」(須田鷹雄)を探しに行ったのだがなかっ た。そういやデフレの新譜が出てたなあ、と思い出す。レギュラー盤と、おまけ のアコースティック・ライブCDが付いた限定パッケージとがあったので、せっ かくだから限定の方にした。デフレはデビュー以来の付き合い。激レアとの噂の 「ハロー・アメリカ」の日本盤シングルも持っているぞ。これってファースト・ アルバムとはテイク違いなんだよね。B面のゲッチャ・ロックス・オフも。とい うわけで、数行で片付けるようなネタではないので、ちゃんとROCKボードで レビューしたいと思う。 (96/05/18 #6512) 8. Sonic Winter / JOHANSSON (Canyon PCCY-00970) \2,427- 今年の5月6日捕獲分(#6504)の「THE JOHANSSON BROTHERS」に続く、元・シル ヴァーマウンテン〜イングヴェイ・マルムスティーンズ・ライジングフォースの、 アンダースとイェンスのヨハンソン兄弟のプロジェクト第2段。「さあ、スウェ ーデンの技巧派兄弟はどんなサウンドを聞かせてくれるでしょうか!?」と期待 しましたが「しょうもねえ。所詮彼らは刺身のツマかカレーの福神漬」とOLT でこっそり酷評し倒した前作と基本路線は似ていますが、今回の目玉は旧友イン グヴェイ・マルムスティーンが2曲ほどゲスト参加していることです。 幸か不幸か、この2曲(それもインスト!)がなかなかよい(笑)。1曲目な どはまさに「復活!ライジング・フォース」。そりゃあなた、インストちう事は、 アンダース兄弟とインギーが居ればもうこれは9割方ライジング・フォースなわ けですから。あの「シンセとギターとの火花散らすバトル」が再び堪能できるの です。これはもう球団モルツの世界かもしれません(なんじゃそら)。 2曲目はチェンバロ・ソロから始まる、これはもういかにもネオ・バロックと でも呼ぶべき世界。インギーというよりもむしろ逆にインギーのフォロワー連中 のアルバムに入ってそうなタイプの曲です。インギー・ファンとライジング・フ ォース・ファンはこの2曲のためだけにこのアルバムを買わねばなりますまい。 どちらも御本尊インギー様のアルバムではもはや聞かせてもらえそうにない曲な ので。 前者は11分、後者も9分弱とボリュームたっぷりでゲップが出る程な ので、もうミニ・アルバムだとでも思って諦めて……(笑)。 しかしいかにもなアルバム・タイトルに Canyon International というレーベ ル名からして、これって日本企画のプロダクツなんでしょうかね。もしかしたら 本国スウェーデンより日本の方が売れるかもしれないし。上記2曲も日本サイド の提案かなんかで嫌々やったのかもしれません(笑)。 (96/06/23 #6638) 9. The Time of the Oath / HELLOWEEN (VICTOR VICP-5682) \2,500- いずれも#3できちんと語るべきアルバムなので、とりあえずはご紹介のみ。 (96/03/04 #6388) 10. The Great Southern Trendkill / PANTER (ew AMCY-940) \2,330- 「モダンなヘヴィネス」というキーワードを理解するためには、いわゆるグラ ンジとともにチェック入れるべきなパンテラ(パンチラではない)。実はアルバ ム通してまともに聴いたことないんですよね。4〜5曲はばらばらに聞いてるん だけど。「南部の偉大なトレンド殺し」という原題も凄いが、ジャケットの蛇の 写真にちなんで付けられたのであろう「鎌首」という邦題も強烈。サウンドの方 もキてますキてます。メタリカの新譜にがっかりしている方にお薦めだ(笑)。 (96/07/21 #6729) p.s.「#3に書く」と言ったっきりのものが沢山……(^^;;; |