地震雲
「地震雲」、まだ正式には解明されていないとしているが、
実は多くの地震学者がその関係を認めている。
いつもは地震雲を見た!だけで終わっていたが
今回はその後に実際に比較的大きな揺れがあったので
”関係がある”ということを前提にここに紹介する。

先輩T氏の助手席から東を見ると何やら
怪しい雲が見えた。

すかさず、停車を求め、これが「地震雲」で
あろうと先輩T氏に説明をした。

この時点で2週間以内と判断したが、
この後の写真を見るとそうではなく、
3日以内であることが分かる。

私が見る地震雲とは、
1.まとまって筋状に発生する。
2.その雲は動かない。
3.筋状の雲が横たわっていれば約2週間以内
4.筋状の雲が地上から立つようになれば3日以内

今回、私はこの雲が地上から立っているのに
上空に横たわっていると見てしまった。
よく見ると地上から立ち上がっている。

(2007.08.15 18:28 撮影 SH903i )

さて、この写真は最初発見から10分後の写真である。
すでに筋状の雲が数本あつまりつつある。
しかしまだその雲の形はハッキリせず輪郭が見えない。

ただし、立ち上がりの角度がだんだんと最初の斜め
から縦になってきている。

(2007.08.15 18:38 撮影Canon IXY)

この写真は、前の写真の2分後です。
カメラの露出を変えたせいもありますが、
だんだんと輪郭がハッキリしています。

この時点で完全に地震雲と判断しました。

夕方で太陽光線によるものと思う方も
いらっしゃいますでしょうが、この写真の方角は東です。
この正反対に太陽は沈みかかっています。
(すでに沈んでいるかも)

もし太陽の光線が何らかの筋にみえるならば、
光は拡散しますので、先に向かって細くなるのは
おかしいです。

雲が立ち始まっている状態、つまり、発生まであと少し
ということを示しています。
(ただし、この時点でも私は完全に勘違いをしていた。
→横たわっていると思っていた)

(2007.08.15 18:40 撮影 Canon IXY)

これより約10時間後、平成19年08月16日04時15分 千葉県東方沖地震発生(最大震度4)

震源地は千葉県東方沖 ( 北緯35.4°、東経140.6°)で震源の深さは約30km、
地震の規模(マグニチュード)は5.3と推定。

※地震雲が出来る理由(推論)
地震が起きる前、岩盤がこすれその際に磁力が発生し、その磁力により雲が引き寄せられる。
そこに雲が集まるが、発生まで時間があるとこすれる力が小さいので雲は上空に集まるにとどまる。
しかし地震発生が近くなるとこすれる力が強くなるので、その分雲が強く引き寄せられ、さも地上から発生したように雲が立つ。
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