聴診器中・高生の皆さんへ       2009年6月15日作成

大切な まえがき
私は肺炎で、2009年5月12日から、一ヶ月入院しましたが、
医師や看護師が首にさげている聴診器を見て、次の2点に十分な配慮をすれば、
中・高生の大変良い実験になると思い、調べてみました。

@耳の鼓膜に送られる音波のエネルギーが拡大されるので(*1)、大きな音波をチェストピースへ与えると、鼓膜が破れる心配があります。
A呼吸の回数を重ねると、めまいがしたり、息苦しくなったりします(過呼吸症候群)。時間をおいて、休みながら、呼吸をしてください。


リットマン聴診器  低い音と高い音を切り替えることができます。*2

家庭に聴診器が一つあると良いと思います。


自分の内臓の音を聞いてみよう。
 
正常な音を覚えておけば、異常があると気付くと思います。
おじいさんやおばあさんの内臓の音も聞いてあげるとよいと思います。異常に気付いたら、急いで病院へ!


1、心臓の音


胸の中央の固い骨の少し左で乳首の高さ(図のX印)へ
チェストピースをあてると
ドックン、 ドックン、 ドックン、 ドックン・・・・
と規則正しい心臓の音が聞こえます。
ドックンのドッは心臓の三尖弁と僧帽弁が閉じるときに一致しています。
クンは肺動脈弁と大動脈弁が閉じるときに一致しています。
インターネットで心臓を検索し、これらの弁を調べてみてください。

私は緊張すると不整脈になりますが、そんな様子も聴診器で分かります。 

2.肺の音

肺は左右に2つあります。乳首の外側付近にチェストピースをあて、小さな音を聞こうと集中すると、
布を手でこすったような、かすかな音が呼吸のリズムに合わせてします。これが肺の音だそうです。
吸うときの音に注意すると、空気が太い気管から細い気管へ、摩擦があるので、少し遅れて入っていく様子が分かります。
右左とも場所を変えて、聞いてみてください。吸うときの音の方が、吐くときの音より聞き取りやすいようです。
過呼吸症候群にならないように深呼吸を休んでください。

私は右肺の肺炎が進んでいたのですが、肺炎の音を聞くチャンスはありませんでした。
退院する6月12日頃、右肺の音を自分で聞いて、少し小さいように感じていました。
6月17日頃には右左とも同じ音になってきました。


3.腸の音

あお向けに寝て、チェストピースをお腹にあて、音を聞いてみよう。
グルルルという大きな音がしますね。これがグル音といって、腸が動くときの音だそうです。
安静にしているときの正常なグル音は一分間に5〜15回だそうです。
グル音は食べ物を運ぶ、ぜん動運動と消化吸収しやすくする分節運動による音です。

私の腸の働きは不活発で苦労しています。
パチン,パチンというような音が聞こえ、グル音は余り聞こえません。(6月23日)
便秘にアロエの効果を思い出し、にがい葉全体を食べてみましたら、グル音が聞こえるようになり、便秘は解消されました。家での生活で副交感神経が働いている事もあると思います。(6月25日)

*1
@チェストピースの振動面の面積
πR²=3.14X2² =12.56cm²
2つのイアーピースに分かれるので
12.56/2=6.28cm²

Aイアーピースの自由端の面積
πr²=3.14X0.2²=0.126cm²

共鳴した音波がチユーブを伝わり、自由端のイアーピースで耳に送られますが、単位面積当たりの音波エネルギーは
 6.28/0.126=49.8
約50倍になります。
大きな振動は鼓膜を破る心配があります。 

*2
@ 中央の穴をふさいだとき、直径4.0cmのチェストピースによる波長の大きい低い音をひろいます。肺の音は大きい4.0cmの方を使うとよい。

A 中央の穴を開いたとき、直径3.0cmの小さいチェストピースで、内臓の音を聴き、波長の小さい、高い音をひろい、中央の穴を通って4.0cmのチェストピースで共鳴してイアーピースへ送られます。心臓の音は小さい3.0cmの方を使うとよい。

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