NO.135
  狐の里の極楽キャンプ  08頁

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オシマイ

十割そば
風呂から上がれば天付きそばが待っている。主人手造りのどぶろくも好いが先ずはそばからが礼儀だろう。一口すすってから、冷えたどぶろく(右上)を口に含む。うーん、キャンプ場でそばと身欠きにしん(下列真ん中)とどぶろくかー。口福とはこういう事を言うんだろうなあ。余生は生涯これだけと決めた『定本柳田國男集』を携えて、ブナの樹のあるキャンプ場で口福を追い求め、狐の嫁入り行列を待ち続けるのも悪くはない。