〜越前屋俵太ロングトーク〜

◆越前屋俵太から若手芸人へ◆

「テレビに出れる芸人さんの数なんか限られてるやん。所詮パイが決まっているところにめちゃくちゃおもしろいのが出てきてもどないもならへんわけで。 せやから2丁目(劇場)の諸君、君らは絶対おもしろい、だから10年前やったら売れてたかも知れへんけど、今やったらもう絶対売れへんし、売れたとし てもたいしたお金にならへんから『すぐにやめなさい』。なんでそれに気付かへんねん、まだ吉本入りたいかって。それはおもしろいとかおもしろないとか 言う次元やないねん。おもしろかったら売れるんと違うねんぞ。今の日本は競争率が高すぎる。それやったら例えばインドに行って、インドで笑いをやって くれ、インドのテレビ局だったらすぐレギュラー取れるかもしれん。そういうことを頼むからやってくれ。」

「若手芸人は読んでるのかな?読んでるんやったら彼等に言おう、直ちにやめなさい。俺の話がわかったら無駄な抵抗はせず、直ちにやめなさい。 すき間がもうどこにもないんやって。いやまあ、日本一にならんでいいのならええねんけど、もし『日本一になりたい』っていうんやったら松本(人志)を 消せと。松本がおらへんようになったらイケルかも知れへん。日本一になるって言うてるやろ、松本は。そしたらアカン。日本一になれるのは松本だけや。 でもネパール一になるんやったらまだ可能性はある。ネパールに松本はおれへん。せやけど、ネパールにはネパールで、俺がネパール一になってやる! っていう奴がおるやろから、こんどはそいつと勝負せなアカンやろうけど。」

◆越前屋俵太の笑いが他と違うところ◆

「難しいなー。いや、いっぱいあると思う。どう言うたらいい?多分ね、この『AHAHA』とか読んでいる人達は、笑いについてその小数点 なんぼとかの、もうミクロン単位の違いを喜ぶ人達やと思うねん。海砂利水魚とジャリズムの違いは何やっていうのを延々5時間でもしゃべれ る人。でもこれからはそういうのにこだわるのはやめた方がいいと思う。笑いやってる人は何も考えてないフリして、実はものすごく計算して る。俺もそうやったからわかるんやけど。今どうかって聞かれたらは俺はもう計算はいらんと思うっていうか、笑いについてそんなミクロン単 位の違いっていうのは必要あるか?って思ってる。」

この他、

・越前屋俵太の「松本」論
・越前屋俵太のやりたいこと
・笑いについて思うこと
・越前屋俵太のオリジナリティ
・越前屋俵太と平智之の出会い
・これからやりたいこと!

 など、越前屋俵太ロングトークは笑芸ファンならずとも刺激的な内容がいっぱい!

この続きはぜひ『AHAHA』7号でご覧下さい!

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