勝手に書くぜ 用語集




ココでは,ロック・メタル界関係の用語を主に説明しています.
初心者向けに作っていますので,情報はさほど厚くしていません.
(って言うか,玄人を満足させられるほどの知識も無いしね)
個人的な意見も多々織り交ぜ好き勝手に書いています.
尚,少しばかりを吐いてる文章もありますが,
苦情等は一切受け付けませんので,気分を害した人はそこから読まないようにして下さい.
でも,少しは受け付けようかな? いや,むしろ歓迎しちゃう!?(笑) 待っちゃおうか!?


ちなみに,暇を見つけては,ちまちま追加更新していきます.




・・・ あ  か  さ  た  な  は  ま  や  ら ・・・



アカペラ

伴奏楽器無しでヴォーカル(及びクワイア)のみで歌うこと. またはその楽曲.
相当歌が上手くないと,メチャクチャしらけるね.
(ヴォイスパーカッションが入ってもアカペラと言う)←最近流行ってるね・・・


アグレッシブ

動的,攻撃的,積極的って感じの意味.
度が過ぎるとやかましいだけの曲になる.


アコギ

アコースティックギターの略. HR/HMでは主にバラードで使われる.
非常に有効的に使えるが,これを多用し始めて,売れ線に走ったバンドは終わりが近い.
ある程度演奏技術がある人なら,曲がたいしたことなくてもアコギで弾けばイイ曲に聴こえるもんだ.


アコ(アコースティック)

電気の力を借りずに音を出す楽器. いわゆる生楽器.
これはこれで良い物だが,アコ 一辺倒で押されると,いい加減飽きがきてしまう.


熱い

メタラーがよく口にする言葉.
ま,なんとなく気持ちは伝わっているでしょうが,
心を熱くさせてくれるようなサウンド=熱いサウンド
ってコトで,「この曲熱いねっ」などと表現します.
つまり「これ良い!」ってこと(笑)


アーティスト

芸術家.
音楽界では基本的に作詞曲や実際プレイしている人達を指す.
自分達のことをこう呼ぶ人間共は,たいした人物では無いと言われる.
ポップスとかダンス系の音楽をしている連中は特に自分をこう呼ぶ傾向が強い.
嫌味無く言うには,製作者側ならプロデューサー・コンポーザー等と言おう.
演奏側なら,無難にシンガーとかギタリストとか言っておこう.


アルペジオ(アルペッジョ)

分散和音. コードを同時に弾かずに,単音で一つずつ流れるように演奏する方法.
上手いと泣けるほど良いが,下手クソやセンスのないアルペジオは最悪で聴けたモンじゃない.


アレンジ

編曲. 曲自体は変えずに,伴奏や旋律をよりイイ感じ(?)に変えること.
新作アレンジの場合,これにかかる重要度比重割合は想像以上にデカイ.
よく,「〜バージョン(〜ミックス)」とかあるが,
大抵は元のバージョン(オリジナル)のほうが良かったりする.
同じ曲をいくつものバージョンでリリースするようになったら終わりでしょ.
アレンジには,コンポーズとはまた違った才能が必要.


アンコール

ライブでセットリストが終了したあとに,観客がもっともっとと要求するもの.
っと言っても,予めアーティスト側も用意しているので,アンコールされなくてもアンコールやるっちゅうことやね.
って言うか,このくらいみんなわかるよね(笑)


アンプ

アンプリファイア. 音の信号を電気的に増幅してスピーカーから鳴らす為の機材.
出力のデカいスピーカーには,出力のデカいアンプが必要.
良い楽器を持っていても,アンプがしょぼいとクソみたいな音にしかならない.
「アンプ」がなんの略が知らない人は意外と多いみたい.


アンプラグド

電気楽器を使わずにおこなわれるライブ. MTVで流行った.
原曲がアコースティックメインの曲だと,ちっとも面白くない.


イタリアンメタル

名前の通り,イタリア人バンドの多くが表現する音楽.
もちろん全てのバンドではないが,クラシカルで大袈裟な曲展開の楽曲が多い.
「Rhapsody」「Labyrinth」等が有名.


インギー

ネオクラシカルの創始者「YNGWIE.J.MALMSTEEN」の愛称.


インスト

ヴォーカルが無い曲. ギターやキーボードが旋律を奏でる.
アルバムの冒頭でもよく使われる.
インストだけでアルバムを作るアーティストも居る.
ヴォーカルが無いぶん,各楽器の表現力に頼られるので,下手クソなバンドはやめたほうがいい.


インダストリアル

機械的な音を多く取り入れた音楽.
現代的ですね〜.


インディ(インディーズ)

インディペンデントレーベル. 自主出版. 自分達だけで製作し売り出すレーベルを指す.


インプロヴァイズ

即興. その場のひらめきで演奏すること.


ヴァース

曲の中でヴォーカルが入る冒頭部分. いわゆる「Aメロ」.
ココがつまらないと,次の曲へ飛ばされたりするので,しっかりつかんで聴かせるために重要.
最近は視聴が出来るCDショップも増えたので,死活問題にもなりかねないね.


打ち込み

シーケンサーを用いて,MIDI情報から音源モジュールにより演奏させるコンピュータミュージック.
正確な演奏が可能で便利だが,人間的な演奏,魂のこもった演奏は不可能.
これからのミュージックシーンでも重宝されるであろうが,味も素っ気もない演奏になるので,ほどほどに・・・.
最近はMIDIを音声ファイルだと勘違いしてる輩が多いが,本当は演奏データファイルである.
MIDIとは,あくまで演奏情報「どの音をどれくらいの強さでどれくらいの長さで鳴らす・・・みたいな」なので,
MIDIは,それを元に実際に音を出すモジュールにより,再生される音楽の質は左右される.
仕組み的には,通信カラオケがこの方式を使っている.


SE

Sound Effect.  効果音.
曲の一部に使用することもあるし,CDの一曲目(1トラック目)を数分のSEのみで構成する場合もある.


NWOBHM

New Wave Of British Heavy Metal.
1980年前後にパンクロックが主流になっていたイギリスで興ったヘヴィメタルのムーブメント.
ハードロックの復興,ヘヴィメタルの創設のきっかけとなった.
音楽的に共通したものは基本的に無いが,どれも保守的な範囲内の音楽であると言われる.
中心となったバンドは「IRON MAIDEN」が有名.


LAメタル

1985年前後にアメリカで興ったNWOBHMみたいなものの派生. メタルと言うより,ハードロック色が強い.
曲よりも外見重視なモノが多く,サウンドの重さよりも,キャッチーなメロが多用されている.
言ってしまえば,NWOBHMによって日の光を見たメタルがアメリカに渡ってアメリカかぶれしてしまったもの.
センスのない外観が日本人のアホアーティスト達にうけて,ジャパメタなんてのが発祥した.
そのせいで,一般の日本人が「メタル」と言うモノをこういったモノだと勘違いして偏見を持っているのも事実.
LAメタルでは「MOTLEY CRUE」「RATT」「DOKKEN」等が有名.
あ,別にジャパメタを否定してるわけでは無いんですよ(たぶん・・・)


オーヴァードーズ

薬物多量摂取.
元スラッシュメタル人気バンド「MEGADEATH」の某リーダーの為にあるような言葉(笑)
(ココで「元」と付けているのは,今の「MEGADEATH」がスラッシュでは無いため)
その某リーダーはコレが原因で「METALLICA」を解雇されたと言うウワサ.


オーディエンス

観客. 一緒にヘドバンしたりシャウトするくらいにならないと,タダの見物客でしょ.


オブリガート

副旋律. ヴォーカルのメロの裏でギター等の旋律楽器によって,
主旋律とは違う旋律を奏でている音.


オルタネイティブロック

1990年前後に流行ってしまったグランジのような,ダラダラした音楽.




ギグ

小規模会場でのライブ.
どんなに大物ミュージシャンでもコレを通っていくものだ.
アーティストと近距離で接しられるので,私は大好きだ.


キャッチー

親しみやすく覚えやすいメロディを指す.
アルバムのアクセントにはなるが,コレ系の曲ばかりだとすぐに飽きる.
こういった曲だけを好む人は,メタルファンとは言えない.


キラキラ

様式美,特に北欧系に顕著に見られるシンセ等を用いたキラキラしたサウンドの擬音語.


クラシカル

古典的(クラシック調)な音楽.
特にバロック期のクラシック音楽を取り入れたHR/HMを指すコトが多く,
メロディックスピードメタルで,よく垣間見ることが出来る.


グラムロック

派手派手ぇ〜なメイクや服に着られて演奏するロックみたいな音楽.


グランジ

オルタネイティブロックに代表されるダラダラとメロディラインや伴奏を引きずって演奏している楽曲.
私は好きでは無い.


クリスチャンメタル

デスメタルに対抗して旗揚げされたキリスト教信仰歌詞な音楽.
LAメタルの流れを継承するサウンドで,「STRYPER」がコレに属する.
しかし,ライブ中に客に向かって聖書を投げる辺り,
本当のクリスチャンと呼べるのだろうか・・・(^^;


クワイア

合唱する部分,またはそのハモリパートを指す.
日本で一般に「コーラス」と言われているもの.
正確には「クワイア」と言う.


ゴシックメタル

メロデスやドゥームメタルから発展したメタル.
暗く寂しい感じの曲を,陰鬱に表現しているものが多い.
女性ヴォーカルが少なからず居るのがこのジャンル.


コーラス

いわゆる「サビ」に当たる部分.
一番ウリにしているフレーズをココに当てるのが一般的.
曲冒頭部分でコーラスから入って,その後ヴァースに入っていく曲も存在する.
デスメタルでは,コーラスは一瞬で終わってしまうコトが多い・・・(笑)
他の意味で,「1番の歌詞」を「1コーラスの歌詞」のようにも使う. 「1曲全部」=「フルコーラス」
また,「合唱(ハモリ)」と言う意味でも日本では使われるが「クワイア」と呼ぶのが正しい.


ゴリゴリ

ロック界において,ギターバッキングを16ビートで刻む際の音を表現した擬音語.


コンポーズ

作曲するコト.
もちろん作曲する人をコンポーザーと呼ぶ.




産業音楽(産業ロック)

音楽を芸術と表現するなら,こういった曲を作っている人達は芸術家ではなくサラリーマンと言いたい.
日本人が作って売られているほとんどの曲が,コレに属するであろう.
J-POP,ニューミュージック,ビジュアルロック,ジャパニーズR&Bなどなどみんなコレに属する,
日本人の作る曲で,産業ロックじゃ無い曲は演歌や民謡系しか存在しないのであろうか・・・(大袈裟だが).
言ってみれば,芸術作品としての音楽ではなく,金儲けだけに全てをかけた音楽を指す言葉.
ま,逆にこの手の曲しか聴かない人達は,音楽と言うモノを理解していないのであろう.
もっとも,それを作る人や買う人がそれで幸せなら,他人がどうこう言うことでもないけどね・・・.


シアトリカル

大仰な,芝居じみたもの. って感じの意味.
プログレ系でよく使われる単語.


シェイク

一般の裏拍アクセントに,2拍目の裏の裏拍+3拍目の表の裏拍にアクセントを入れたリズム.
(わかるかな・・・? 「ドンドンガンドガドガドンガン」って感じなんだけどw)
J-POP界では何故かしつこいほど流行っているが,ほどほどにしないといい加減幻滅してしまう.
特にイ○ロー○ンキーとか言うJ-POPバンドはこの奏法しか出来ないのであろうか・・・?


シークレットトラック

ジャケットや歌詞カードには載っていない隠された曲,及びヴォイスメッセージ.
最後の曲が終わった後,無音部分が続き,そのままシークレットトラックとして最終トラックに書き込まれている.
最終トラックの録音時間が不自然に長いものは入ってる可能性あり.


ジャケ買い

中身や評判などを知らずに,ジャケット外観だけでCDを買ってしまうコト.
バンド名すら知らないCDを買うのだから,危険ではあるが,
ジャケット画やロゴから中身がどのような曲なのか想像出来るようになれば一人前であると私は思う.
ある意味私の趣味だったりもする(笑)


ジャパメタ

ジャパニーズメタル. 国産メタル.
日本人のメタルに対する偏見は,このジャパメタかLAメタルの外観が大きいと思う.
LAメタルが日本に移った時に,バカっぽい日本アーティスト達が真似て作ってしまった.
元となったLAメタルには無かったデス声までしっかりフューチャーしてくれちゃって,
世界中何処を探しても存在しないようなメタルである(ま,個性的っちゅえばそれまでね).
しかし,中には実力派が居るのも事実なので,一概に否定は出来ない.
大成功をおさめたバンドもあったが,今では細々と活動しているバンドが多い.


ジャーマンメタル

メロディックスピードメタルの代表的ジャンル.
ドイツバンドの「HELLOWEEN」が売れ出した時に,この名前が浸透化した.
キャッチーなフレーズに,飽きのこない曲展開,
マイナーキー主体のメロディで,とても馴染みやすい楽曲が多い.
が,B級バンドと呼ばれているバンドが多いのも,これまたジャーマンメタルである.
(逆に考えれば,ジャーマンならB級でも売れるってこと)←日本ならね・・・


ジャム

予めリズムとコード進行だけを決めておいて,
あとは各パートが即興で,いきなり演奏して合わせるコト.
これくらい出来なければ,バンドやってるなんて偉そうなコトは言えないだろう.


スカイギター

「ULI JON ROTH」が考案した7弦32フレットのギター.
高音4フレットは全音上がりのため,実際は36フレット分の音が出る.
空「SKY」ほど高い音が出るからこう呼ぶのであろうか?


スコア

譜面. 楽譜.
楽器屋や書店に売ってる,各パートの演奏譜面を書したもの.
コレを見ながら演奏出来ても,音楽的に全然成長出来ないし,自慢出来るもんじゃない.
コピーの基本はあくまで耳コピ!! スコア撲滅運動やるか?(笑) 求む賛同者!w


ストーナーロック

ドゥームメタルに近いジャンル,またはそのものを指す.
「ストーナー」とは,「マリファナをする〜」と言う意味らしい.


スピードメタル

速さを前面に押し出してきているメタル.
小細工はほどほどに,突っ走っている楽曲.
聴いていての爽快感は説明しきれないものがある.
多少下手なバンドでもそれなりに聴こえたりするのもこのジャンル.
私は好きなほうかな.


スラッシュメタル

LAメタルに反発して派生したメタル.
攻撃的なサウンドや歌詞が特徴的.
苦手な人が多く,最近はコテコテのスラッシュメタルは激減したように思われる.
(たくさんのバンドがモダンへヴィネスに転向してるせいなんだけどね・・・)


スラッシュメタル四天王

「METALLICA」「MEGADEATH」「ANTHRAX」「SLAYER」の4バンドを指す.
「METALLICA」によって確立されたスラッシュメタルだが,
今では,「METALLICA」「MEGADEATH」は,スラッシュからはほど遠い音楽を出している.
ちなみに,上記4バンドから「SLAYER」を除いた3バンドを,
特に,「元祖三大スラッシュメタルバンド」と呼ぶこともある.


正統派メタル

NWOBHMで奮闘を見せた,ヘヴィメタルそのものとも言える根本ジャンル.
「速さ」「美しさ」「力強さ」「重さ」の基本要素を備えているのが特徴.
「JUDAS PRIEST」「IRON MAIDEN」等,メタル界重鎮の直系ジャンルである.


セットリスト

ライブでの演奏プログラム.
曲順.


前座

ライブで,ヘッドライナーまで繋ぐ大切な役割.
あまりにも客を引かせ過ぎると目も当てられないが,
過剰に盛り上がらせてしまうと,ヘッドライナーを喰ってしまうコトもある・・・.




タッピング

「EDWARD VAN HALEN」によって有名になった右手で直にフレット上で弦を叩き,
音を出す奏法. ライトハンド奏法とも言う.
「LOUDNESS」の高崎晃ほどになると,両手ほとんどの指をも使ってしまう.


タブ譜

ギターやベースのスコアを,弦の配置とフレット表示にして,
弾きやすく書かれた初心者向けの楽譜.
こんなのを見てては,いつまでたっても五線譜を見て音を奏でられない.
って言うより耳コピしろや! やっぱスコア撲滅運動か!?(笑)


ツインリード

その名の通り,リードギターを二本立てた形態.
二本のリードギターから奏でられるギターソロは惚れ惚れしてしまう.
二人の息がピッタリ合ってこそのツインリードなので,
息が合わなかったり,演奏技術が低いとキツイもんがある・・・.
私はコレが無ければヘヴィメタルを聴き続けていなかったかもしれない.
ハーモニーたまらんね.


ツーバス

通常はドラムスのバスドラムは右足一本で叩くものだが,
両足を使って二つのバスドラム(場合によってはバスドラム一つでツインペダル)を,
ドコドコドコドコと12・16ビートで叩きまくるコト.


ディストーション

HR/HMのギターの音を出してるエフェクター. 音を歪ませる機材. いわゆる「歪み」ね.
エレキギターは,そのままでは「ぽろろん」って非常に情けない音しか出せないが,
こういったエフェクターを咬ますコトにより,アグレッシブなサウンドに生まれ変わる.
「俺はエフェクターなんてつかわねーぜ,マーシャル直結だ!」なんて言ってるギターキッズも,
実際はアンプでこれと同じ効果をゲインさせていただいているわけであり,同じコトである.
ま,「歪み」と一言で言ってもオーヴァードライブからファズまでいろいろありますが・・・.


デス声(ディストーション・ヴォイス)

人間の声っぽくない,唸るようで叫ぶようで,それでいて嘔吐しているような歌声.
おそらくメタルを知らない日本人の多くは,メタルのヴォーカルは皆こうゆうモノだと勘違いしているのだと思う.


デスメタル

スラッシュメタルから進化した,破壊的な音楽.
デス声に,刻みまくるギターやベース.
マシンガンビート・ブラストビートと呼ばれるドラムスが融合して,この楽曲が成り立つ.
野蛮で物騒な外観,歌詞が多い.


デスラッシュ

海外では使われない単語だが,いわゆるデスメタルを指す.
メロデスと区別するために,強いてこういったネーミングを付けたのではないかと思われる.
すぐに消えそうな造語である(ってか,もう消えてるか・・・).


ドゥームロック

ドゥームメタルの原点.
「OZZY OSBOUNE」を神と崇めているような音楽.
師と仰ぐ「BLACK SABBATH」を直系としたサウンドが特徴で,
半端なスローテンポに,ヘヴィ過ぎるほどのリフで客を魅了(?)する.
但し,「BLACK SABBATH」は陰鬱な曲ばかりを作っているわけではない.


ドゥームメタル

正統派より重く (ヘヴィに),妖しく陰鬱な雰囲気を持ったもの.
比較的スロー(って言うか半端にゆっくり)な楽曲が多いのも特徴.




泣き・啼き・鳴き

ギターがまるで泣き叫んでいるかのように,
高音やハーモニクスを利用しつつ感情を入れて演奏すること.
メタルバラードは,これが命と言っても過言ではない.
どれだけ「タメ」を活かして,流れを潰さず聴かせるかがポイント.
良作に出会うと,こっちが涙出てきてしまう.


ネオクラシカル

「YNGWIE.J.MALMSTEEN」が確立したジャンル.
ネオクラシカル奏法等による,クラシカルな楽曲.


ネオクラシカル奏法

「YNGWIE.J.MALMSTEEN」による奏法で有名.
単にクラシカルなだけではなく,パガニーニ系の旋律を取り入れた,
超早弾き奏法を指す.




バイオグラフィ

そのバンド(アーティスト)の,経歴,変遷などの生い立ち.
プロフィールみたいなもん.
CDによくくっついてくるね!


ハイトーンヴォーカル

その名の通り,高い声域のヴォーカル.
一般にファルセットを多用するヴォーカルが多い.
デス声の対義語.


ハウリング

マイクロフォンにより音を拾う際に,モニター・スピーカーからの音まで拾ってしまうために,
その音がまたスピーカーへ→マイクで拾う→スピーカーから出る→マイクで拾う・・・の無限ループに入り,
すごい高い大きな音が出てしまう現象.
カラオケ屋で,スピーカーへマイクを向けるとよくこうなる.


パクり

ミュージシャンにとっては常識とも言えるもの(笑)
とは言っても,著作権上では,「連続した八音」をそっくりパクらなければ問題にならない.
但し,コード進行を含めた「連続した八小節」が明らかに近似してる場合,ひっかかる場合もある.
しかし,パクったならパクったで,堂々と発表してもらいたいところでもある.
後になってから,「あ,このバンド,これパクったんじゃ〜ん!」とか言われるような,
おちこぼれにならないためにも・・・.
例えば,J-ROCKの「ビ○ズ」(言っとくがこれはロックバンドじゃいからね.J-ROCKね.)とかさ・・・.
あ,別に「ビー○」を悪く言ってるわけじゃないんだけどね・・・.
でもある意味,邦楽でかなりHRに近いサウンド出してることは確か(だってエアロをパクってんだから).


バッキング

ギター等による伴奏.
基本的に,リズムに合わせて和音を刻む演奏法を指す.
ゴリゴリブリッジミュートでも可(笑)


ハードコア

いわゆる「コア系」な音楽. 先鋭的な音楽を指す.
元々,パンクの発展系のモノを指していたが,
ハードコアメタルと言うものも,何処からか出てきたのでその定義もあやふやになってきている.


ハードポップ

ハードロックとポップスの間に位置するジャンル.
例えて言うなら,「QUEEN」「DANGER DANGER」等がコレに属する.


ハーモニクス

弦に軽く触れながら音を出すことによって得られる心地よい高音サウンド.
また,ピッキングと同時に右手親指の腹を,
弦にぶつけるコトによって得られるサウンドもこう呼ぶ(ピッキングハーモニクス).
更に,鳴り響いている弦の特定フレットを軽く触れることによってもまた違った音のハーモニクスが鳴る.
専門的に言えば倍音を故意的に出すコト.


速弾き

一般に,ギターをモーレツに速く弾くコトを指す.
速弾きギタリストと呼ばれるには,速いだけではなく,
もう一つウリにするモノがないと,相手にされないことが多い.
(例1) 「YNGWIE.J.MALMSTEEN」のネオクラシカル奏法.
(例2) 「CHRIS IMPELLITTERI」のチキンピッキング奏法.
などなど・・・.


バラード

世間に売れる為に,泣かせ目的で書いた商品.
ま,確かに泣ける名曲もたくさんあるのも事実だが,
バラードだけのバンドとかって,どうかと思う.
所詮,アップテンポ作れない連中なわけでしょ.
初めはアップテンポをたくさん出して,徐々にバラードが多くなってきたバンドは,
終わりが目前な悲しいバンドだよね.
ん〜,この項目には非難が殺到しそうだな・・・.
例えば,事実アメリカでは,ラブソング調の歌詞のバラードを,
アルバムに数曲入れないと,絶対に売れません.
こんなとこからもわかりますね. つまり売れるためにはバラードが無くてはならない存在なのです.
逆に,バラードなら多少駄作でも売れます. これも事実です.
あ,言い訳でもしとこっか? 私も大好きなバラードたくさんありますよ(笑)


パワーメタル

力強さを表に出したメタル.
正統派とスラッシュの間に位置する(デス声ではない).
最近は,生粋のパワーメタルバンドと言うモノは見かけなくなってしまった.


パンク

元々はメタルと相反する反体制の音楽.
先鋭的で,ハードコアと近い音楽性を持っている.
今では,メタルとお友達って感じになってますが・・・.
「PISTOLS」「CRASH」などが熱いんではないでしょうか?
ワタシハ ニガテ デスガ・・・.


パンクス

パンク音楽を愛する人達の総称.


ファルセット

裏声. 声を裏返して発声する美しい音の歌い方.
J-POPの下手なヴォーカル共が多用してるような,
声をコロコロひっくり返す歌い方とは,ちっと違う.
(元ル○シーの川○○一みたいなね・・・)


フィードバック

主にギターで使用する演奏方法.
ステージ上で,ある音を鳴らしながら自分のモニターアンプの前に,
自分のギターを近づけるコトで,モニターからの音をまたギターが拾い,
その音がモニターから出て,それをまたギターが拾い・・・ってな具合で,
元の音の倍音を強制的に出すやり方.
(厳密にはピックアップが拾うんではなくて,音の振動に弦が同調して更に振動するため.)
さほどモニターに近づかずともフィードバックしやすい音もあるが,
上手く利用すると,かなり恰好良い.
仕組み的には,カラオケマイクのハウリングと同じ様なもの.


ブックレット

CDのおまけで付いてくる,小さな冊子.
主に,初回限定盤などに付いてくることが多い.
メンバーの写真やコメント等が載っている.
このおかげで,CDケースが厚くなったりして,収納に困ることもたまにある・・・(苦笑)


ブートレグ

ライブで,主催者側の許可無しに隠れて録音したもの.
また,それを発売したもの.
そのマスターテープがかなりの価値になることもある.
ま,捕まんない程度にやって下さいな・・・(笑)


ブラックメタル

デスメタルから派生した絶望的でオカルトチック(悪魔・呪い)なテーマが多い.
白塗りの厚化粧をしながらの演奏が一種のステータスになっているかのように見える.
スラッシュメタルの延長上.
コレに対抗して出たのがクリスチャンメタルと言うジャンル.


ブリッジ

ヴァースとコーラスを繋ぐ部分. いわゆる「Bメロ」.
一般にはコーラスを引き立たせるために,わざとダラダラと進ませるコトが少なくないが,
このブリッジが個性的で出来の良い作品は,全体的にも良い作品に出来上がっていると思う.


フルレンス

いわゆる普通のオリジナルアルバム.
普通にスタジオでレコーディングして普通にLPとして発売したもの.


プログレッシブロック

アルバム一枚で一つのテーマを奏でるコンセプトアルバム形式作品が多い.
大袈裟な曲展開,細部まで行き届いた小技,長い演奏時間が特徴.


フロント

ステージにて前列で演奏するパート.
主に,ヴォーカル,ギターを指す.


ヘッドバンキング

コレが出来なかったら,一人前のメタラーとは言えないでしょ(笑)
やり方は,まず両足を肩の広さくらいに開いて踏ん張ります(少し腰を落とすと更にGood).
両手は目の前にある大木を抱きかかえるような恰好にします(腕組みでも可).
あとは,曲に合わせて一心不乱に頭だけを上下に振りまくって下さい.
決して,横ではなく,縦ノリで振りまくって下さい.
あ,座ってる時は,レディースもあぐらかいてやってね.
(半分・・・嘘・・・かも・・・. 要は曲に合わせて首を縦振り!w)


ヘッドライナー

ライブ等で,最後を飾るバンド. 俗に言う「真打ち」.
前座が終わった後に,ステージに上がるメインバンド.


ヘドバン

ヘッドバンキングの略.


へびめた

ヘヴィメタルの略語では無いことに注意.
日本特有の単語であって,「へびめた」とは,
ヘヴィメタルから,パンクロック,ハードコア,ミクスチャーだろうが,
うるさい音楽をなんでもかんでもぶち込んだ総称をこう呼びます.
ヘヴィメタルを「へびめた」とか略してるヤツは,
そのうちメタルマニアに殺られます. 死にたいヤツは,どーぞ.


北欧メタル

メロディックメタルの代表ジャンル.
キーボードを多用し,キラキラ系サウンドを前面に出すことが多い音楽でもある.
聴き心地悪く苦手な人も少なくない.
しかし,スラッシュ辺りと比べれば,はるかに日本人好みな楽曲であると思う.
初心者向けかな?
ちなみに,私は好きなほう. こればっかじゃ飽きるけど・・・.


ポーザー

外観,見た目ばかりにとらわれて,本質ってもんをまるでわかってないバカ共のコト.
ようは,音楽を外見から入るようなクソったれや,それについていくアホ野郎を指す.




マキシシングル

ちょっと収録時間が長い12cmCDのシングルを指す.
海外では前からこれだが,日本でも主流になってきた.
収納にも便利ダネ!


ミクスチャー

その業界音楽において,そのもののジャンル以外のジャンルの音楽を取り入れたモノ.
メタル界で言えば,メタル以外の音楽「パンクだろうがラップだろうがレゲエだろうが」を取り入れたもの.
しかし,クラシック系や民族音楽を取り入れても,ミクスチャーとは呼ばれない.


耳コピ

CDなどを聴いて,スコアを見ずに耳とアタマだけで理解し,そのまま演奏してしまうコト.
中級レベルのミュージシャンなら当然だが,初心者にはこれがなかなか出来ない.
つまり,どこかのコピーバンドを結成したとして,すぐさまスコアを買ってくるようでは,
まだまだ初心者レベルであると言うこと(いくら腕があってもね).


メタラー

いわゆるヘヴィメタルファン&マニア.
もちろん私もこの中の一人・・・のつもり・・・.


メタルゴッド

メタル界の神「JUDAS PRIEST」の呼ばれ名.
1971年以降,徐々にファンを増やしていったバンドで,
1974年にツインギターとなり,更にそのパワーを拡張した.
今のメタル界で,もっとも尊い存在とも言われるバンドの一つ.


メランコリー

悲しい,憂鬱な感じを表す言葉.
物悲しい哀愁漂う雰囲気の音楽.


メロディックデスメタル

略してメロデス. デスメタルに,メロディアスさを混同させた楽曲.
デス声のバックで,やたらとメロディアスなギター等が演奏されていたりする.
慣れれば案外イイ感じに聴こえてきたりするらしい.


モダンヘヴィネス

1990年過ぎに,「PANTERA」「SEPULTURA」等によって創始されたジャンル.
スラッシュメタルに,ハードコアを融合させたような楽曲で,
今までのウリであった速さを押し殺してまで,重さを表現したもの.
スラッシュの勢いが無くなったのは,スラッシュバンドがモダンヘヴィネスに転向したのも,
一つの原因と考えられる.(ってか,これが一番大きい)




輸入盤

その名の通り,直輸入されたCDを指す.
日本で製造されていないため,日本語は一言も入っていない.
英語の歌詞カードや曲を聴くだけで,歌詞の意味を理解出来る人は買ってもイイと思うが,
英語の語学力が低い人は,訳詞が無いため,国内盤を買ったほうがイイと思う.
ま,歌詞なんてどーでもイイと思ってる,偽メタラーなら話しは別だが・・・.


様式美

バロック期のクラシック音楽をもとにした,美しい旋律をもった音楽.
主に,北欧系やジャーマン系バンドが多用するが,
アメリカ人バンドでも,たまに見かけるようになった.
いわゆる,メロディックメタルの基本である.




ライトハンド奏法

「EDWARD VAN HALEN」によって有名になった右手で直にフレット上で弦を叩き,
音を出す奏法. タッピングとも言う.
「LOUDNESS」の高崎晃ほどになると,右手人差し指から小指までをも使ってしまう.


ライナーノーツ

海外ミュージシャンのアルバムを国内盤として発売する場合に添付される,
ライターによる説明や評価が書いてある安っぽい冊子.
歌詞カードの始めや最後に書かれることも多い.
そのバンドが好きなライターが書くのが一般的な為,
誉め言葉だらけで,客観的な評論を得ることは出来ない.


ラウドロック

ミクスチャーが氾濫していまい,正確な定義を出来なくなった1990年代後半に,
騒々しい音楽を総称して呼ぶ際に用いられる単語.
日本で呼ばれる「へびめた」とほぼ同意語ではなかろうか?
しかしラウドロックと呼んだほうが,幾倍にも良く聞こえる・・・(笑)


リズム隊

ベース,ドラムスを指す. キーボードの低音系を含めることもある.
その名の通り,リズムを構成する大切なパートで,
いくらヴォーカルやギターが上手くても,これがしょぼいと聴いてられない.
逆に,リズム隊がしっかりしていると,フロントがイマイチでもそれなりに聴こえるくらいである.


リフ

単語的には「Rifrain」の略で,ギターやベースなどによる,
バッキングでは無い,半旋律的な伴奏の繰り返しを意味する.
これが恰好良いとたまらなくなる.
ヘヴィメタルギターの恰好良いと言われるトコロは,リフかソロであろう.
ヘヴィメタルの醍醐味でもある.


ロールプレイングメタル

バンドのメンバーが,ある時代のある人物達になりきって仕上げたような作品.
ジャケットの裏表紙に,メンバーが剣や盾を持って映っていたりなんかしたら,完璧それでしょ(笑)
音も,簡単なSEや語りなどが入っていたりして,かなりロールプレイングしてるものも多いです.





って感じでいかがでしょうか?
ま,かなり個人的な見解が入っているところもありますが,
以上で用語集を終わります.




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