視覚障害者への奉仕の概要(点訳、その他の情報伝達関連)
 1.点訳図書製作
 点字板や点字タイプライターを使って、直接、用紙に点字を書いていく方法と パソコンと専用ソフトを使って点字を打ち、フロッピーに保存する方法がありま す。いずれにしても点訳の知識が必要です。点訳の学習は点字そのものを覚える こと、点字独特の表現方法(発音に近い記述、規則に従って語間を空けるなど) を覚えることから始まります。前者より後者の方が相当、難しくかなりの人がこ の段階で脱落します。
 点訳の学習は独学は困難ですから、行政とか社会福祉協議会、団体などの主催 する講習を受講するのがよいでしょう。市町村の広報に実施のお知らせが出てい ることもあります。静岡市では市の障害福祉課主催で年1回、秋または冬に講習 会が開かれています。2週間の中で6日間、午後6時30分から2時間です。受 講料無料で必要な道具は貸与されます。この講習で初歩的な知識は得られます。
 パソコン点訳は、点訳の知識が無くても出来ると言われていることもあります が、やはり点訳の知識を十分修得しないと、不完全なものしか出来ません。点訳 のソフトは無料で大変優れた物があります。バソコンそのものの知識は最低限 あれば十分です。