目の不自由な人の歩行について


  町中で白い杖(つえ)をついて歩いている目の不自由な人を見かけることがあると思います。歩くことのできる力も人によって大きくちがいます。年をとってから目が見えなくなった人の中には、自分の家の中でも自由に歩けない人もいます。
 また若いときに歩行の訓練(くんれん)を受けた人では、歩行の達人(たつじん)も います。ひとりで静岡市からバス、新幹線などを乗りついで東京まで用事に出かける人も知っています。目の不自由な人が歩行するときは、点字ブロックがあればそれを利用しますが、工場の出す音、食べ物関係の店のにおいとか、目の見える人が気づかないものも 感じています。
 白い杖を使って上手に歩ける人にも困ることがあります。歩道の上に止めてある車、 特に大型のトラックでは下があいているので白い杖では分からず、顔面(がんめん)を 直撃(ちょくげき)することがあります。中型の車のサイドミラーでも同じことが起こります。また駅の構内(こうない)などにある点字ブロックの上で立ち話をしている人たちも歩行の妨(さまた)げになります。点字ブロックの上に止めてある自転車はもっと困ります。
 目の不自由な人でも慣(な)れた場所では、自分で歩くことができますが、目の見える人は協力(きょうりょく)するようにして、特に上のような困ったことはやってはいけません。白い杖をついた人が、迷って困っている様子があったら声をかけてから手助けをしましょう。
       
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