喫茶室(館長の徒然草) 

 音訳の発展

  このコーナーも長らくご無沙汰してしまい、申訳なく思う。館長は昨年暮れに「帯状疱疹ヘルペス」 という病気になり、症状が治まっても食欲が出ず閉口した。でも最近、京都見物が滞りなく出来るまでに回復した。清水寺は メインの建物が工事中なので、見物の予定があれば、ネットなどで進捗状況を確認してから行くのが良いと思う。  さてこのホームページでは「音訳」をあまり取り扱ってこなかったが、利用者は相当増加している。点字を読める人も 「音」で図書を聞く方がふえているようだ。その原因は技術の進歩により、録音テープを聞くよりよほど便利なデージーという 技術が発達浸透したからだ。単に耳から聞くだけでなく、パソコンで文字を見ながら朗読が聞ける「テキストデージー」という ものから、画像まで見れる「マルチメディア デージー」というものまである。  利用したいと思う方は、近くの視覚障害者の学校または図書館に問い合わせれば」、教えてもらえるだろう。  マルチメディア デージーというのは、ディスクレシアという視力は正常だが、文字の学習に障害のある人に極めて 有効とされている。製作するボランティア団体も増加し、対象者は3500人以上ということで、日本国内の視覚障害児童生徒の 在籍数よりもずっと多い。私も昨年講習を受けて、曲りなりにこのメディアの図書も製作できるようになっている。
このホームぺージもおいおい音訳関係の記事を掲載しようかと考えている。今年は出来るだけページを更新しようと 思うので、ご愛顧宜しくお願いします。