点訳教養講座

第5回 学校などの点訳サークルに関するQ&A

 今回は学校のサークルなどで点訳関係の活動をしたいという場合の参考になるものを Q&A形式で書いてみます。
 Q:点訳された本はすごく少ないと聞いていますが・・・?
 A:一般の書籍に比べれば少ないですが、多くの点訳書が点字図書館とか 盲学校にあります。一般の人が考えるほど少なくはありません。
 Q:サークルで点字の50音表というのを修得しました。これで点訳は 出来ますか?
 A:本の点訳は出来ません。この段階は点訳する技術の初歩に過ぎません。
 Q:学校のクラブで点訳をマスターし、点訳活動をすることは可能ですか?
 A:一般論から言えば学校での活動だけでは書籍の点訳までこなすのは、 かなりハードだと言えます。しかし大学のサークルで達成した例は知っています。
 Q:書籍は難しそうですか、どんな題材がよろしいでしょうか?
 A:長い文章の入らないものが良いですね。食堂のメニュー、各種時刻表、 バス路線の経路で並べたバス停名一覧など。
 Q:簡易点字器しかありませんが、本の点訳ができますか。?
 A:簡易点字器は障害者のメモ取り用、点訳講習の練習用などに使うものです。 点訳には正規の点字器が必要です。
 Q:ある機関誌に点訳用パソコンという写真が載っていましたが、専用の パソコンがあるのですか。?
 Q:ありません。普通のパソコンで出来ますか、同時キー入力が出来る NECのNX系以外のパソコンとかIBM系がよいです。Windows以前の もう捨てられてしまうパソコンでも十分使えます。
 Q:点訳用ソフトの値段は?
 A:各種ありますがフリーソフト(無料)のものもあります。私はBASE というソフトを主に使わせてもらっています。
 Q:パソコン点訳の作品はどのようにして利用してもらいますか?
 A:フロッピーで提供してもよいし、バソコン通信で送信してもよいです。 パソコン点訳のノウハウを教えてとか、簡易点字器さえも買えない けれど活動したいとか要望があれば、どしどしメール下さい。アドバイスします。
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