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                      | この冊子の発行にあたり、自分の深い体験を公表してくれた各体験者に対し感謝します。自分の内面を丸裸にして、そのまま公にすることは、普通の人にはとても勇気がいることです。自分の内面の奥底を体験し、自分の全体が観えてきたからこそ、できたことだと思います。 
 体験者には、自分の体験の全体がまとめられ文章化されるに際して、体験の内容の確認を行ってもらいました。内容がはっきりしないところは、はっきりするようにしてもらいました。このことは、自分のことを全体的に客観的にさらに深く掘り下げて観ていくことになり、貴重なワークになったと思います。将来の気づきへの大きな手がかりにもなるでしょう。
 この冊子は、これから自分を観ていこうとする他の多くの人にとって、貴重なデータとして役立つと思います。これらの体験者と同じように苦しんでいる人たちは、多くいます。体験者も、それらの人たちに、役に立つことが嬉しいと言ってくれていることは、大変にありがたいことです。
 これらの体験者と同じように苦しんでいる人たちには、是非、勇気を持って欲しいのです。あきらめないで欲しいと思います。自分の内面の奥底を体験することは素晴らしいことです。奥底まで自分を観ることができたら、人はひとりでに変わってきます。自分を観る勇気があれば変われます。この冊子は、体験者からのそういう声だと思います。悩みや問題を抱えていても、すべて自分が悪いということはありません。必ず訳があるので、その訳を観て欲しいのです。自分を必要以上に責めることはありません。
 
 この冊子をつくるに際しては、事実を重んじました。余計な付け足しや脚色は省きました。できるだけ客観的な事実を伝えるというのが、はじめに林と片伯部の二人でこの冊子の発行を計画したときの基本的な合意でした。意識教育アコールで二人が互いに被実験者になって研究してベビーブレス(注1)を開発しました。このベビーブレスを通して、多くの体験者がとても深い体験をして、変わっていっているという事実が目の前にありました。自分たちの体験と同じでした。この体験を、徹底して事実に沿って、伝えていこうと約束しました。複雑なことがらもできるだけ事実のままにしました。但し、体験者のプライバシーを保つために、仮名の使用など最小限の加工は行いました。また、語彙の余計な修飾は廃して、シンプルな文体を心がけました。行間を読んで欲しいと思います。
 この冊子に載っている体験は、ベビーブレスによって得られた各人の内面の深い気付きから得られたものです。ベビーブレスなしでは、この冊子は存在できませんでした。ベビーブレスは、意識教育アコールで林貞子と片伯部敏が共同開発したものです。
 
 この冊子を作る材料は、本人からの聞き取り、ライフリーディング(注1-2)、ベビーブレスを行った際の体験者の感想、体験者からの手紙などです。
 
 この冊子は意識教育アコール(有)が発行し、意識教育アコールの林貞子と片伯部敏が中心になって企画し、片伯部が文書を作成しました。
 
 体験者は、自分の体験について、認識自体はしっかりしていても、客観的に語ることはなかなか困難なようです。冊子の材料の中心になったのは、体験者からの聞き取りでしたが、バラバラな気づき、断片的な認識や記憶を、時間の前後関係で整理し、その体験者の内面の本質を理解して、一つ一つ整理し、読み物としての体裁にまとめる作業を、何日もかけてこつこつと行いました。その結果、その人の全体が観えてくるようになり、その人の話が完結するようになりました。そうして、初めて、体験談の作品ができました。また、完成した体験談を、その体験者本人に渡し、内容を確認してもらうことが、経験者のワークになりました。
 各体験談の後には、その体験に関して林と片伯部が感じたままを、対談として載せていただきました。読者のみなさまの気に障る部分がありましたら、どうぞ、ご容赦を願いたいと思いま。す
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                      | ●【娘の原因不明の病と不登校】 ●【娘の小さい頃、尽きることがなかった母の支配】
 ●【原因は自分?育て方が間違っていただなんて!】
 ●【娘との不仲】
 ●【消えない過干渉】
 ●【ブレスワーク「もっと何かある」】
 ●【ベビーブレス、本当の問題は深かった】
 ●【何かの蓋が開いた、宝のような体験】
 ●【娘に対する思いの変化、ほんとに申し訳ないことをした】
 ●【その他の変化、自分は自分】
 ●【まとめ】
 ●【対談】【それでも心の傷は深い娘】
 ●【娘との関係性は関係なくなった】
 ●【よかれと思ってしたことが逆に人を傷付ける、なぜ?】
 ●【自分を深く理解した分だけ、子供の傷も深く理解できる】
 ●【過干渉や支配の根っこにある親自身の不安や恐怖】
 ●【不安や恐怖は、観ることによって消えていく】
 ●【自分自身を知ることが道子さんを夢中にさせた】
 ●【自分を知れば気分が楽】
 ●【180度異なる2方向の感情】
 ●【生まれて初めての体験】
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                      | ●【何日も続く落ち込み、何もしたくない】 ●【再び大きな落ち込み、自分でも大人げないなと思う理由で】
 ●【小さい頃、自分はいてもいなくてもいい存在】
 ●【23歳のときのノイローゼ、もうだめだ】
 ●【結婚、忙しさに気持ちが紛れた】
 ●【母や兄姉、薄い存在感】
 ●【落ち込み以外の「現象」】
 ●【あきらめずに続けたブレスワークとベビーブレス】
 ●【まとめ】
 ●【恵さんからの手紙】
 ●【対談】【手がかりがない】
 ●【自分を責める】
 ●【親はいい人】
 ●【頑張っては落ち込む】
 ●【ベビーブレスの回数は、その人の傷の具合で決まる】
 ●【自分に実力が付くベビーブレス】
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                      | ●【カウンセリングの勉強、自分の心に反応がない】 ●【結婚して体調を崩す】
 ●【始めてのブレスワークで赤ちゃんになる体験】
 ●【宇宙にいるような体験】
 ●【遅くやってきた反抗期】
 ●【勲章?唇の腫れ】
 ●【自分の不自然さへの気づきと変化】
 ●【潔癖性が消えた】
 ●【一人で居られるようになった】
 ●【完璧性が消えた】
 ●【仕事に対する姿勢が変わった】
 ●【優柔不断が消えた】
 ●【気にならなくなった周りの参加者】
 ●【安心して泣けた】
 ●【「ノー」と言っても良いんだ】
 ●【悲しみの発現】
 ●【父親への気持ちの変化】
 ●【怒りの発現】
 ●【初めての喧嘩「また、やりましょう」】
 ●【母の変化「30年かかっちゃったね」】
 ●【最近の変化・・・原因解明への予感】
 ●【まとめ】
 ●【対談】【感覚的に知っていた】
 ●【続けた自分探し】
 ●【俊子さんが自分探しを続けられた理由】
 ●【感覚と理性】
 ●【感覚的な器の広さ】
 ●【親子代々の心理的な傷】
 ●【「吐く」というのは心理的なこと、抑圧の解除】
 ●【確認できる代々の心理的な傷】
 ●【心理学か宗教か】
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                      | ●【進学校でトップクラスの成績と暴力】 ●【ひどくなる暴力】
 ●【なす術(すべ)がなかった主人】
 ●【履歴、主人との関係】
 ●【幼い娘の中のどうしても受け入れきれないもの】
 ●【2歳の娘が味わう不安】
 ●【扱いにくくなる娘】
 ●【娘「本当は勉強したくなかった」】
 ●【価値観の押しつけ「これは安っぽいわね」】
 ●【主人に対する反抗、家出】
 ●【久代さんの成育歴、自由奔放が大人しくなってしまった】
 ●【ベビーブレス「娘と同じにやりたかった」】
 ●【変化、娘の気持ちが理解できる】
 ●【母に「ふん」、かえって母との関係はよくなった】
 ●【娘から心の通じる手紙】
 ●【まとめ】
 ●【対談】【自分に問題があるとは思えない】
 ●【「気持ちがいいんですね」思わず拍手】
 ●【親は自分自身の辛さが分からない】
 ●【本当の愛情】
 ●【娘に原稿を見せるのは勇気がいった】
 ●【心底からの謝罪】
 ●【本当の気持ちを隠くしてしまうことが傷つける】
 ●【なぜ自分の傷を観るべきなのか】
 ●【自分の本音に正直に居る】
 ●【本当に愛すること、自分を観ること
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                      | ●【教師間の人間関係】 ●【荒れる担任クラス】
 ●【病気にでもなりたい】
 ●【心を奮い立たせなければ】
 ●【ベビーブレスの記録】
 ●【変化、自分に余裕がなかったことが分かる】
 ●【はっきり言えるようになった】
 ●【雑談ができるようになった】
 ●【残る女性への苦手意識】
 ●【人なつっこい生徒に対する気持の変化】
 ●【父親との変化、7~8年ぶりにいっしょに歩いた】
 ●【母親との変化】
 ●【体重の変化】
 ●【まとめ】
 ●【対談】【教師、評価とプライド】
 ●【人間性、小手先の問題じゃない】
 ●【人間性を養う時間などない】
 ●【人間性の象徴としての「熱血先生」】
 ●【自分を変える手法としてのベビーブレス】
 ●【「誰かに指導される」ではなく「自分で分かる」】
 ●【教師にとってのベビーブレス】
 ●【気楽に来て欲しい】
 ●【いい先生であることのジレンマ】
 ●【暴力への恐れ】
 ●【悲しみ 恐怖 怒りを出すと、どうしていい教師になるのか】
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