2000番台(KC-LR333J・KK-LR233J1・PA-LR234J1)

2006(池袋→練馬:平成9年式) 池袋車庫 1999.1.24

 大型短尺車1000番台の代替のため、平成9年に初導入された中型ワンステップ車。同社の乗合車の標準仕様である、アイドリングスタート&ストップシステムのほか、坂道発進を補助するHSAを装備している。中型車の導入は、昭和60年以来のことである。

 車椅子乗降用リフト付きの2900番台は2台が赤羽に所属し、当初は赤50で使用されていたが、ノンステップバス導入後は運用を持て余している。車椅子スペースを確保するため、中扉向かいのロングシートを畳むことができる。

 平成9年式(定員59名)は座席部分が段上げされていたが、10年式(定員61名)は冷房機器の一部を屋根に移設し、座席部分も通路と同じ高さになった。中扉向かいの3席分を折り畳むことにより、車椅子スペースが生まれる。いずれも中扉以後はステップにより1段高くなり、2人掛け主体の座席が展開する。

 10年式で一旦増備は止まり、14年から同寸法のエルガミオ(エアサス)で導入が再開され続番で整理された。14年式は中扉に車椅子乗降用のスロープ板を装備し、行先表示器はLEDが採用された。酸化触媒付きマフラーを装備する。進行方向左側の中扉以後は、従来4列の座席が設置されていたが、ワンマン機器の配置スペースのために1列減少している。外装はノンステップカラーを纏う。15年後期導入分(2120〜2145)は、優先席が前向きに変更されたが、16年式から再び3人掛ロングシートに戻されている。

 平成17年に登録された2000番台は、平成15年規制のPA-LR234J1(PM値☆☆☆)で、エンジンは3000番台(LV834)の改良型を搭載し、最高出力177kw(240PS・ターボ付き)を誇る。トランスミッションは6速(OD)を装備するが、これはメーカーの標準仕様である。練馬、赤羽、川口のみの配置。

 さいたま東に唯一配置される2501は、東浦03(東浦和駅〜プラザイースト南)の乗客増に対応した車両で、ホイールベースが3,750mmのF尺である。

*…粒子状物質

★2002新塗装(ロゴ無し)
(池袋:平成9年式)
池袋駅西口 2005.6.26

★2066リアビュー
(赤羽→練馬:平成10年式)
練馬車庫 2001.1.3

★2067
(川口→練馬:平成10年式)
西川口駅西口 1999.8.8

★2902
(赤羽:平成9年式)
赤羽駅西口 1998.5.30

 

★2078
(練馬:平成14年式)
練馬車庫 2002.3.16

★2119
(池袋:平成15年式)
池袋駅西口 2004.4.24

★2501
(さいたま東:平成14年式)
さいたま東営業所 2005.3.23

 

★2008車内

★2008段上げ部

★2073車内

★2073車椅子スペース

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