8000番台(U-LV324L)

8039(赤羽:平成6年式) 赤羽車庫 1999.1.24

 平成5年から7年まで、リフト付の8900番台も含め、92台が導入された。この型式は、今後の国際興業の乗合標準車として検討されたもので、各年式で仕様が異なっている。共通した特徴は、ホイールベースが5,000oのL尺で、中扉は都区内向けは4枚折戸、埼玉地区向けは引戸となっている点である。8000番台のモケットは他車と異なっていたが、全修時に標準モケットに張り替えられた。

 平成5年式と6年式は、側窓が下部固定・上部引き違いで、背もたれの高いハイバックシート(ビニールカバー付き)が採用された。6年式では運転席の窓の上と、各扉の側窓の下辺より上の部分も黒く塗られ、車内名刺差しがフロントガラス左側に下げられた。最終増備の平成7年式において、車内の見通しが悪くなるハイバックシートは普通のシートに、換気に問題のある側窓はユニットサッシに仕様変更された。

 平成6年式の2台の8900番台は志村に配置され、池20を中心に使用されている。

 平成11年度には、6年式の8046と8047が、特送兼用車に改造された。進行左側の前中扉間を除き、2人掛け中心の座席に交換され、シートベルトが取り付けられている。バックアイカメラも装備している。その後、7年式の8074・8085・8087・8092もほぼ同じ仕様に改造された。都内配置で中引戸の8000番台は、8046(川口→赤羽)・8087(西浦和→練馬)の2台のみ。

 6年式まで廃車が発生し、グループ会社を始め全国各地に転籍している。

★8010(赤羽:平成5年式)
赤羽駅西口 1998.5.30

★8011(戸田:平成5年式)
笹目 2002.11.19

★8062(飯能:平成6年式)
飯能駅北口 1999.8.22

★8073(赤羽:平成7年式)
赤羽駅西口 2005.7.10

 

★8090(さいたま東:平成7年式)
大宮駅東口 2005.5.15

★8901(志村:平成6年式)
池袋駅西口 2005.6.26

★8002リアビュー(平成5年式)
練馬車庫 2001.1.3

★8032リアビュー(平成6年式)
練馬車庫 2001.1.3

 

 

 

★8002車内(5年式更新後)
2000.8.19

★8065車内(6年式更新前)
2001.12.9

 

 

 

★8046特送車(赤羽:平成6年式)
赤羽駅東口 2005.6.30

★8046車内
2000.9.24

★8087特送車(練馬:平成7年式)
練馬車庫 2001.2.17

★8087車内
2001.2.17

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