updated 2002/8/29

雑誌への投稿から
 
ドイツ語を学ぶ82歳の青年に
 
パソコンをレッスン
 
(日経パソコン 2002年9月2日号 P.235)

 近くに住む82歳のおじいさん、とはいっても心身ともに「青年」のようで、20歳以上年下の私が元気づけられています。先日、このおじいさんがパソコンを使えるようになりたいと、私に頼みに来られました。このおじいさん、すこぶる元気で、毎朝、ラジオのドイツ語講座を聞いているとか、勉強熱心な「青年」です。パソコンを使用する当面の目的はドイツ文学関係の検索、親戚や孫とのメール交換だそうです。

 当方も適当に教えるわけにもいかず、先ずパソコンの購入からお付き合いが始まりました。近くの店でおじいさんと一緒に、ノートパソコンを買ってきました。そしてメールの送受信とホームページを見るところまで、セットアップしてあげました。さらに、その後、プリンタとデジカメを購入し、パソコンを使用するシステムが整いました。

 私は長年、企業内の技術教育を担当、パソコンの講師経験もありましたので、興味をもっておじいさんに手取り足取り教えてあげました。2か月後の今、デジカメの写真を、印刷したり、メールで送れるようになりました。

 高齢者へのパソコン教育は、多人数への集合教育では難しく、1対1対応が最善と思い、これからも、このような希望にはできるだけ応えていきたいと思っています。このために私は、「日経パソコン」で最新パソコンの知識やソフトの効果的な使い方を知り、少しでも良い指導ができるよう努めています。