Update 2011-9-20  
 110年前のレコードを再生しました
 
  
  この音声は「三光堂成功者 松本武一郎 吹込音譜」と書かれた
 木箱に入っていたレコード(写真)を再生したものです。
 松本武一郎(たけいちろう)は本ホームページ作者の大伯父です。
 吹込み時間は3分20秒ですが、後半は明瞭に聞き取れないため、
 前半の1分30秒を録音したので、再生音は途中で終わっています。

  松本武一郎が
 「戦後における国民の心がけ」について語っています。
 この戦争とは、日露戦争(1904〜1905)のことです。
 武一郎は明治40年(1907年)に死去(42歳)しているので、
 吹き込んだ時期は、戦後直ぐと考えられます。

  手元にはレコードプレーヤーがなく、下の写真の簡易な蓄音機
 を使用しましたので、雑音が大きく、良く聞き取れないところが
 ありますが、戦争に勝利したという当時の雰囲気は感じられる
 でしょう。

 
  使用したプレーヤーはGAKKENが2008年に発売した
 「プレミアム蓄音機」です。

   ・組み立てキットです。
   ・電気は一切使用していません。(動力はゼンマイ)
   ・レコードを竹の針で再生しました。
   ・再生スピード(78回転)は正確ではありません。
   ・ホーンからの音声をICレコーダで録音しました。

  100年前のレコードの再生に成功したことは、レコードの歴史
 で特筆されることかも知れません。