トップゲームカルドセプトカルドセプトって何?


「カルドセプト」が面白い!
〜戦略と収集の果てにある物〜





カルドセプト、と言うゲームがある。
元来はセガサターン用であったのだが、後にプレイステーションにも「カルド
セプト・エキスパンジョン」というタイトルで移植されている。

でもって、その「エキスパンジョン」の方に、事もあろうに、ずっぽりと
ハマってしまったのである。この俺が。(^^;

というわけで、このページでは、このゲームの面白さを世にあまねく伝え、
俺のように人生に支障が出てしまうような(笑)中毒ゲーマーを増やすことを
その最大の目的としている。みんなで幸せになろうよ(苦笑)。

なお、本文中、上記の2つのゲームは区別せずに、一括して「カルドセプト」
と呼称する事とするんでご承知のほどを。

*


さて、このカルドセプト。
どういうゲームかと言うと、

(モノポリー+マジック・ザ・ギャザリング)÷2


ということになろうか。

まず、ゲーム自体はボードゲームであり、2〜4人のプレイヤーが、サイコロ
に従って環状のルートをぐるぐる周回しつつ、途中の土地を自らの支配下に
置いて行くのである。この辺はモノポリーライクである(というよりも、
モノポリーそのもの)。
ただ、モノポリーならば土地にビルを建てるところであるが、このゲームは
いわゆるファンタジー系の世界観を採用しているため、領地の確保は

自らの配下のクリーチャーを土地に配置する


事により行なう。
で、その「配下のクリーチャー」ってのはどこにいるかと言うと、「自分の
手札」の中にいるのである。

そう、このゲームでは、自分がサイコロを振る前にカードを1枚引き、手札に
するのである(手札は最高6枚まで持て、持ちきれない分は捨てる)。
手札には「クリーチャー」の他に「アイテム」「スペル」があるのだが、
この辺は後述だ。

で、支配した土地は、次に通過した時に、その「レベル」を上げることが
できる。そうすれば地価も上がるし、配置したクリーチャーの防御力も上がる
のである。

*


さて、ゲームが進むと、自分が他人の支配した土地に止まってしまう事が
ある。
この時、自分は、その土地を支配しているプレイヤーに通行料を支払う必要が
あるわけだが、その代わりに、その土地を奪って自分のものとすることを
試みる事ができる。

方法は簡単だ。自分の手札の中のクリーチャーと、その土地に配置されている
クリーチャーを戦わせ、自分が勝てば土地を奪えるのである。
クリーチャーは全部で200種類近くいるわけであるが、それぞれいろいろ特殊
能力を持っていたりするので、その辺を考えてぶつける必要がある。

また、攻守とも、クリーチャーにはアイテムをひとつ持たせる事ができる
(先ほど手札の所で説明した「アイテム」だ)。これは攻撃力を増す武器で
あったり、ヒットポイントを増す防具であったり、はたまたさまざまな効果を
持つ魔法の物品であったりする。

*


次に、スペル、すなわち「呪文」であるが、これは1回につき1枚だけ、
サイコロを振る前に使う事ができる。
効果は例によってさまざま。敵のサイコロの目をコントロールしたり、敵陣に
配置されているクリーチャーを一方的に攻撃したり、はたまた、魔力(この
ゲームでは「持ち金」のことと思ってよい)をもらえたりするのである。

*


とまぁ、こういう感じでゲームは進んでいくわけである。

でもって、あらかじめ勝利条件として定められた額の総魔力(手持ちの魔力、
支配している土地の総地価、手持ちの護符(総地価と連動して価格が上下する
株券のようなもの。特定の場所で売買できる)の総価格の合計)を突破した
プレイヤーが、スタート地点である城に帰還した時点で、ゲームは終了する。

勝ちは当然そのプレイヤー。以下、総魔力の高い順に順位が決まる。

そして、ゲームが終わると、順位に従った枚数だけ新しいカードをもらえる。
このゲームでは、引いてくるカードは、あらかじめ手持ちのカードの中から
選んだ50枚となっている(これを「ブック」と呼ぶ)。そして、もらった
カードを使い、このブックを少しずつ強化してゆくのである。
もちろん、超レアカードなんてのもあり(笑)。

*


いかがであろうか。
周回、土地の確保、護符(株式)の運用など、モノポリー系ボードゲームの
システムを基本としながら、カードを使用する戦闘や呪文、そして自分独自の
ブック(カードゲームで言うところの「デッキ」だな)の構築など、マジック
・ザ・ギャザリングなどのトレーディングカードゲームの要素をうまく混ぜた
このゲーム。
これが、実に面白いのである。

*


さて。
モノポリーにしろギャザリングにしろ、その基本は「対人戦」である。
どちらも「場合によっては友達を無くす」なんて言われているし(笑)。

で、このゲームにも、もちろんCPU戦はあるわけであるが、それよりもやはり
対人戦が面白いのである。
対戦できるのは2〜4人。その範囲内であれば、人間とCPU入り混じっての
対戦も可能である。

で、4人対戦なんて事になるとこれがまた、人々が入り乱れ、利害が複雑に
絡み合い、駆け引きや合従連衡が激化するわけである。

*


どーすか? 面白そうでしょ?
ぜひ買いましょう。そして友達を引きずり込みましょう。
そして、俺のように人生に支障が(以下略)。


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