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それは、<世界の都>エンドールで起こった、たった一度の奇跡の話。 「あなたに‥‥あんなつらい思い、させたくないし」
二十数年ぶりに復活した、エンドール国王杯武闘大会。 「確かに、お姫様のおままごとではなさそうだな」
世界中より名だたる強者が集った、この大会で‥‥ 「背負ってる物があるってわけね・・・でもそれは私も同じ」
あまたの予想を覆し、堂々の優勝を飾った、若干17歳の少女。 「姫様!」「姫様ァーッ!!」
サントハイム聖王国第一王女、アリーナ姫。 「どう? これが、あなたが言う<普通の人間>の力‥‥」
苛烈なる技を駆使し、傷ついてもなお闘うその姿に、 「良く見ておけいクリフト‥‥我らの仕えるお方の、真のお姿を」
人々は惜しみない拍手と賞賛を与え、 「大丈夫、一人で立てるわ‥‥そうしなきゃ、約束守れないから」
そして、彼女をこう呼んだ‥‥。 |
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