泉鏡花 妖美と幻想の魔術師



幻想美の在処
種村季弘 水中花變幻 泉鏡花について
天澤退二朗 寒さから霙を経て出水まで 泉鏡花における<書くこと>のはじまり
菅原孝雄 魔術の場の森へ 「妙の宮」「蛇くひ」(両頭蛇)以前のこと
草森紳一 宮娃の歌 李賀と「春昼」

鼎談

寺田透・篠田一士・川村二郎 ことばの魔術師鏡花

泉鏡花論叢

笠原伸夫 鏡花的美の方法
長尾一雄 さまざまの不能の涯 泉鏡花の場合
三田英彬 「照葉狂言」の基盤と鏡花文学のエロス

此岸の鏡花

泉明月 羽つき・手がら・鼓の緒
斎藤信策 泉鏡花とロマンチク

鏡花論集成 生田耕作編

吉井勇 鏡花禮讃
水上瀧太郎 鏡花世界瞥見
里見 泉先生 先生の好悪感
長田幹彦 泉鏡花
寺木定芳 鏡花と執筆
神西清 鏡花風土記抄
長谷川時雨 水色情緒
鏑木清方 思ひ出今昔
小村雪岱 泉鏡花先生のこと
芥川龍之介 鏡花全集開口
柳田国男 這箇鏡花観
田岡嶺雲 泉鏡花
和田久太郎 悲痛の感激、悲痛の快感
生田長江 泉鏡花氏の小説を論ず
辻潤 鏡花禮讃
新居格 『彩色人情本』『爪びき』『身延の鶯』等
堀辰雄 「貝の中に河童がゐる」
中河与一 鏡花のロマンチシズム
小林秀雄 鏡花の死其他
谷崎潤一郎 純粋に「日本的」な「鏡花世界」
佐藤春夫 「薄紅梅」の作者を言ふ 鏡花先生を追慕す
川端康成 『櫛笥集』なぞ

泉鏡花自筆年譜 三田英彬編




「別冊現代詩手帖」1号 1972/01  思潮社


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