特集 泉鏡花



笠原伸夫・篠田一士・秦恒平・脇明子 <座談会>鏡花文学をめぐって
中井英夫 美の棘
笠原伸夫 泉鏡花・美意識の基層へ

鏡花の文学空間

小林輝治 魔界<ユートピアの幻視>
手塚昌行 花柳界
松村友視 悪の世界<泉鏡花の『内なる風景』>
小川武敏 芸の世界
  
東郷克美 鏡花の感覚と認識−夢魔はいかにして顕現するか

幻想の構造−作品論

山田有策 『春昼』『春昼後刻』の構造
三田英彬 『草迷宮』
越野格 『白鷺』
高桑法子 『眉かくしの霊』
亀井秀雄 鏡花の想像力と文体
吉村博任 鏡花文学における母性と女性−エロスの母体として
みなもとごろう 鏡花の劇的世界−お化けの出ない幻想劇−
「稽古扇」と「山吹」

文学史の中の鏡花

岡保生 鏡花をめぐる作家たち−文壇の構図
小池正胤 鏡花文学の古層−古典の世界
村松定孝 鏡花を継ぐ作家たち
藤井淑禎 読者史の中の鏡花文学




「国文学 解釈と鑑賞」 7月号 1981/07  至文堂


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