泉鏡花・魔界の精神史



前田愛・山口昌男 対談・境界線上の文学−鏡花世界の原郷

***泉鏡花

野口武彦 幻想の文法学
山田有策 鏡花、言語空間の呪術−文体と語りの構造
郡司正勝 鏡花の劇空間

新しい評価軸を求めて

宇波彰 泉鏡花の記号的世界
若桑みどり 鏡花とプロテスタンティズム
宮田登 鏡花と妖怪−フォークロアの視点から
延広真治 鏡花と江戸文芸−講談を中心に
  
村松定孝 鏡花本の装画
未発表資料:泉鏡花自筆原稿『朝霧』110枚 解題=檜谷昭彦
[鏡花晩年の『薄紅梅』の初型とみなされる作品で、全集本にも活字化されず、三田の書庫に眠っていたものを、遂にここに全文一挙掲載する!!]

作品の検証

越野格 風流線−その閉じられたもの
松村友視 歌行燈−深層への階梯
種田和加子 天守物語−幻想の渇き
高桑法子 山海評判記−井戸覗きが意味するもの
  
東郷克美 泉鏡花研究の現在−主要参考文献を紹介しながら





「國文學 解釈と教材の研究」 6月号 1985/06  學燈社


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