検索結果詳細
『
夢浮橋(大島本)
』
と、かく疎々しきを、心憂しと思ひて急ぐ。
尼君、御文ひき解きて、見せたてまつる。ありしながらの御手にて、紙の香など、例の、世づかぬまでしみたり。ほのかに見て、例の、ものめでのさし過ぎ人、いとありがたくをかしと思ふべし。
124/153
125/153
126/153
第二章 浮舟の物語 浮舟、小君との面会を拒み、返事も書かない [第四段 小君、薫からの手紙を渡す]
[Index]