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　『夢浮橋（大島本）』

　さずがにうち泣きて、ひれ臥したまへれば、「いと世づかぬ御ありさまかな」と、見わづらひぬ。
　「いかが聞こえむ」
　など責められて、

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　　第二章　浮舟の物語　浮舟、小君との面会を拒み、返事も書かない 　［第五段　浮舟、薫への返事を拒む］
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