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 『幻(大島本)

 [第二段 源氏、出家を決意]
 神無月には、おほかたも時雨がちなるころ、いとど眺めたまひて、夕暮の空のけしきも、えもいはぬ心細さに、「降りしかど」と独りごちおはす。雲居を渡る雁の翼も、うらやましくまぼられたまふ。

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  第三章 光る源氏の物語 紫の上追悼の秋冬の物語  [第二段 源氏、出家を決意]

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