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 『浮舟(明融臨模本)

 など、さかしらがる人もあれど、
 「あなかま、たまへ。夜声は、ささめくしもぞ、かしかましき」
 など言ひつつ寝ぬ。

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  第二章 浮舟と匂宮の物語 匂宮、薫の声をまねて浮舟の寝所に忍び込む  [第四段 匂宮、薫の声をまねて浮舟の寝所に忍び込む]

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