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『蛍(大島本)』
と、常にのたまひ出づ。中ごろなどはさしもあらず、うち忘れたまひけるを、人の、さまざまにつけて、女子かしづきたまへるたぐひどもに、わが思ほすにしもかなはぬが、いと心憂く、本意なく思すなりけり。
夢見たまひて、いとよく合はする者召して、合はせたまひけるに、
「もし、年ごろ御心に知られたまはぬ御子を、人のものになして、聞こしめし出づることや」
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第三章 光る源氏の物語 光る源氏の物語論
[第五段 内大臣、娘たちを思う]
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