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『
総角(大島本)
』
弁参りて、
「いとあやしく、中の宮は、いづくにかおはしますらむ」
と言ふを、いと恥づかしく思ひかけぬ御心地に、「いかなりけむことにか」と思ひ臥したまへり。昨日のたまひしことを思し出でて、姫宮をつらしと思ひきこえたまふ。
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第二章 大君の物語 大君、中の君を残して逃れる [第七段 翌朝、それぞれの思い]
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