検索結果詳細


 『横笛(大島本)

 [第五段 笛を源氏に預ける]
 「その笛は、ここに見るべきゆゑあるものなり。かれは陽成院の御笛なり。それを故式部卿宮の、いみじきものにしたまひけるを、かの衛門督は、童よりいと異なる音を吹き出でしに感じて、かの宮の萩の宴せられける日、贈り物に取らせたまへるなり。女の心は深くもたどり知らず、しかものしたるななり」

 171/181 172/181 173/181

  第三章 夕霧の物語 匂宮と薫  [第五段 笛を源氏に預ける]

  [Index]