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『
澪標(大島本)
』
「立ち交じり、数ならぬ身の、いささかのことせむに、神も見入れ、数まへたまふべきにもあらず。帰らむにも中空なり。今日は難波に舟さし止めて、祓へをだにせむ」
とて、漕ぎ渡りぬ。
[第三段 源氏、惟光と住吉の神徳を感ず]
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第四章 明石の物語 住吉浜の邂逅 [第二段 住吉社頭の盛儀]
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