検索結果詳細
『
手習(大島本)
』
かの夕霧の御息所のおはせし山里よりは、今すこし入りて、山に片かけたる家なれば、松蔭茂く、風の音もいと心細きに、つれづれに行ひをのみしつつ、いつとなくしめやかなり。
[第七段 浮舟、手習して述懐]
尼君ぞ、月など明き夜は、琴など弾きたまふ。少将の尼君などいふ人は、琵琶弾きなどしつつ遊ぶ。
179/682
180/682
181/682
第二章 浮舟の物語 浮舟の小野山荘での生活 [第七段 浮舟、手習して述懐]
[Index]