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 『朝顔(大島本)

 月いよいよ澄みて、静かにおもしろし。女君、
 「氷閉ぢ石間の水は行きなやみ
  空澄む月の影ぞ流るる」

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  第三章 紫の君の物語 冬の雪の夜の孤影  [第四段 藤壺、源氏の夢枕に立つ]

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