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『
夕顔(大島本)
』
「あが君、生き出でたまへ。いといみじき目な見せたまひそ」
とのたまへど、冷え入りにたれば、けはひものうとくなりゆく。
右近は、ただ「あな、むつかし」と思ひける心地みな冷めて、泣き惑ふさまいといみじ。
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第四章 夕顔の物語(2) 仲秋の物語 [第四段 夜半、もののけ現われる]
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